こんばんは。
いよいよ待ちに待ったダイヤ改正当日、日本全国で3月15日で別れを告げる列車と3月16日からの新しい列車に一喜一憂しているとことかと思います。何よりも北陸新幹線の敦賀延伸、それによるサンダーバードやしらさぎに区間短縮などが大きな話題を呼んでいますね。ということで個人的に今回の改正でやはり注目していたのは西鉄の新駅でしょう。西鉄としては14年ぶりとのこと、周辺住民からもかなり期待されていたようです。そんな駅が今日開業しました。
個人的な話ですが、2019年の学生時代に羽沢横浜こ国大駅が開業し、まさか自分の住んでいる近くに新しく駅ができるなんてと思っていました。今回は完全に新駅新線というわけではないですが、それでも新しい駅が近くにできるという経験を5年もたっていないのにまたできるとは思いませんでした。ということでこれは開業日に行かない理由などないのでさっそく行ってまいりました。
以前も建設中の様子を記事で取り上げましたが、今回は開業初日の様子を見に行ってきましたので、改めて開業した桜並木駅を取り上げていきたいと思います。この駅は福岡市博多区にできた駅であり、雑餉隈駅と春日原駅の間にできた駅となっています。この区間は2022年8月に高架化されたところであり、元々は雑餉隈駅が今の桜並木近辺へ移設する予定だったそうです。しかし、沿線住民の要望により雑餉隈の一は変えずに新駅を建設するに至ったそうです。
高架化のタイミングで桜並木駅も大まかな駅舎が建設がされており、これまでも通過する電車の中から駅のホームを見ることはできました。駅のホーム自体はいたってシンプルな2面2線の対向式ホームの駅であり、普通電車のみしか停車しない駅ですが7両編成の運用もあるため十分な長さが確保されています。ちなみに、新駅ながら大牟田方1両分ぐらいは屋根がないのが少し残念です。
コンコースは標準的な広さとなっており、特徴としてはいたるところの案内サインに桜の花びらがデザインされていることです。駅名にちなんで少しおしゃれなものになっています。また、頭上は天井板がなく、コンクリートがむき出しのデザインとなっていますが、これもうまく電灯を配置し幾何学的な模様になっています。コスト削減もあるかと思いますが、最近は防災面からんも天井板を付けない構造は多くなっているようです。
さて、駅周辺はというと歩いて5分ぐらいのところに桜並木通りがあります。これがまさにこの駅名の由来となったものです。この桜並木通りは地元の方々によって手入れがされているようで、駅名の公募したところこの通りがいかに愛されているかがよくわかる結果になりました。シンプルな漢字3文字の駅名ですが、最近開業した「幕張豊砂」や「高輪ゲートウェイ」とかよりもおしゃれな感じがしますよね。今日時点ではまだつぼみにもなっていないですが、今日もかなりポカポカ陽気だったので来週ぐらいからちょっとずつピンクに色づいていくのではと思います。ぜひ、お花見スポットとして利用されるといいですね。
駅を出てすぐのところには「味心」というラーメン屋があります。かなり有名なお店で元々並ぶ店だったようですが、今日は目の前に新しい駅ができたということで大変な行列となっていました。私もお昼過ぎにお邪魔しましたが20分から30分程度並びました、、、ただ、並ぶだけの価値はありそうです。博多ラーメンらしい細麺ととんこつスープなんですが、そこまでしつこさのないスープで食べやすいです。花見をした〆にラーメンなんてのもいいですね。
本日は開業日ということもあり、出発式と駅前では記念イベントが開かれていました。出発式では団体貸し切り列車が11時ごろに入線、1分の停車で恐らく幼稚園の団体客を載せて出発していきました。団体列車に充てられたのは6052Fで、前面にHMと側面にラッピングが施されていました。果たしてこの記念列車がいつまで走るのかは不明ですが、貴重なシーンを見られました。また駅のガード下では、キッチンカーが来ていた李、福岡県警のパトカーの試乗会やミニ列車への乗車体験など子供向けのイベントが多くしており、駅周辺はお祭りムードでした。
さて、ダイヤ改正でいろいろ変化した西鉄、特にこの桜並木周辺は宅地開発も進んでいるところなので、今後の利用者がどう伸びていくのか気になるところです。まずは、お花見にこの駅を利用してみてはどうでしょうか?