おはようございます。
神戸の中心地は三宮、この三宮に乗り入れる阪神はここから先ずっと地下を走って神戸市須磨区の方へと抜けていきます。これは神戸高速鉄道という神戸市も出資する第三セクターによる阪神、阪急、神鉄(神戸電鉄)の3路線を神戸市中心部で結びつけたことにより実現できたものです。商売気質の強い関西では関東と違って同業他社との競争が激しく、鉄道においてもそれぞれ独自性を発揮するがゆえに都市内部の移動に支障をきたしてしまうのです。
そこで今回の第三セクターの登場によりバラバラだった鉄道を結び付け都市内部の人の流れを円滑にさせました。今回はこの神戸の地下を走る神戸高速鉄道、もとい阪神神戸高速線及び阪急神戸高速線、神戸電鉄神戸高速線に乗車していきたいと思います。この路線は全てトンネル区間であり、今回の記事もあまり写真映えしないものばかりですがそこは目をつぶっていただけると・・・
今回は前回の阪神線の特急にそのまま乗車して山陽電鉄との接続点である西代駅を目指していきます。元町を出ると次が高速神戸となっています。この駅で阪急に向かう路線と合流します。阪神本線の普通電車はこの高速神戸が終着点となっており、この先は阪急線方面からやって来た山陽電鉄の普通電車と阪神からの特急及び直通特急、そして阪急からの特急が乗り入れていきます。
列車はこのまま西へと向かっていきます。大阪梅田からは約45分、阪神電車の終着駅である西代駅に到着、ターミナル駅という感じは一切せず、そのまま山陽電鉄へと線路が続いていきます。この西代駅は神戸市長田区に位置しており、神戸市中心部に比べるとだいぶ郊外にやって来たという感じがします。さてここからは山陽電鉄からやって来た普通電車で今来た道を戻っていきます。
戻ってやってきたのは新開地駅、ここで神戸電鉄方面に乗り換えます。神戸電鉄方面は完全にホームが違うので対面乗り換えというわけにはいかず、歩いてホームを移動していきます。神戸電鉄の神戸高速鉄道の区間はたった1駅のみですがフリー切符でも乗れるので乗車します。神戸電鉄にこれまで乗ったことが無かったので初めて見る車両ばかりでした。たった1駅乗車時間も2分にもならない区間を乗ったらまた新開地に戻っていきます。
ここからは阪急の特急に乗車していきます。阪急神戸線の特急が神戸三宮を通り過ぎてこの新開地まで10分間隔で運転されています。そのため、新開地駅や高速神戸駅では阪急経由の特急大阪梅田行きと阪神経由の特急大阪梅田行きが並ぶという光景が見られます。行きつく先は同じですが初見の人にとっては困惑するでしょうね。もちろん車両は全然違うので車両が分かっていれば問題ないんですけど、、、(一般人にとっては阪神と阪急の区別がよくわからないはずなのでやはり非常にややこしいところです。)
阪急の神戸三宮まで乗車、これにて神戸高速鉄道の区間は全て乗車したこととなります。なかなかにややこしい運行形態で、地元の人からすれば便利になったかもしれませんが、観光できた人は頭を抱えそうですね。さて、今回の記事はここまでとします。次回は阪神の武庫川線の旅です。ぜひ次回もお楽しみに！
