おはようございます。
日本で一番西にある大手私鉄の西鉄、もちろん一番西にある私鉄のターミナル駅というのも西鉄福岡駅になります。西鉄福岡駅は西鉄で一番の利用者のいる駅であり、鹿児島本線の博多駅と肩を並べる10万人近くの利用者がいます。今回はこの西鉄の一大ターミナルである、西鉄福岡駅を取り上げていこうと思います。この西鉄のターミナルのある地はいわゆる「天神エリア」に当たりますが、西鉄の駅名には元々天神の名は付けられておらず、約20年前に副駅名のような形で「西鉄福岡(天神)」となりました。ここら辺の地名のややこしさもまた別で取り上げたいですね。
さて、西鉄福岡駅は私鉄のターミナル駅として典型的な端頭式で3線が乗り入れる構造になっています。北側の中央改札からホームに向かって左から1番線、2番線、3番線となっています。基本的には1番線が急行、2番線が普通、3番線が特急と急行というのがメインとなっています。
ただ、ラッシュ時間帯などは例外もあり2番線発着の急行や3番線発着の普通なども見られます。しかし、特急だけは全ての列車が3番線発着となっています。また、西鉄で運行される「レールキッチンチクゴ」は3番線を発着し、降車専用ホームから予約客が乗り込むようになっています。
2019年頃より2番線でホームドアの実証実験が行われており、2番線の1両分のみ乗車ホーム側も降車ホーム側も昇降式ロープ型のホームドアが設置されています。そして、この実験がうまくいったのか、ついに今月2024年2月より3番線の乗車ホーム側でもホームドアの設置が行われました。こちらは現在7両分のホームドアが設置されそれより先は固定柵が設置されています。ホームドアの稼働は2024年3月とのことです。ちなみにホームの長さはおそらく10両が止まれるぐらいにはありますが、実際には運転された最長は8両編成で現在は7両編成が最長になっています。(今回のホームドア設置で8両編成の復活はなくなりましたね・・・)
西鉄といえば4ドアと3ドアの車両が混在しており、多種多様な車両が走る中で、自動放送がきっちりドア数と両数を案内するようになっており、その性能はすごいものです。代走であってもそのドア数を間違わずに案内できるシステムが素晴らしく整列乗車の案内も逐一行っています。そんな整列乗車の案内を見ていると少し昔の名残がまだ残っています。それが頭上にある「●ドア」と書かれた表示です。何となくJRの上野駅を彷彿とさせますが、この中に「2ドア」という表示があります。これは2017年まで走っていた8000形という特急に合わせたもので、8000形の引退以降はすべて3ドアか4ドアのため使われなくなった表記です。
西鉄福岡の改札は全てで3つあり、メインとなる北改札、そして中ほどにある三越口、一番南にある南改札です。メインとなるのは北改札で改札に入る前後で大きな電光掲示板などもあり都会らしい立派な駅となっています。ここはソラリアステージと呼ばれる商業施設と一体型になっており、改札を出たらそのまま買い物をすることができるようになっています。(ちなみに南側が三越となっており、三越口と呼ばれるのもこのためです。)1回には大きなモニターがあり、天神の待ち合わせスポットになっています。
さて、西鉄福岡駅のグルメで何を紹介しようかと迷いました。福岡といえばおいしいものがいっぱいあることで有名です。この西鉄福岡駅周辺もおいしいものはたくさんありますが、今回は駅を出てすぐにあるサンドイッチ屋さんを紹介します。ここでは福岡県の糸島で撮れた野菜を多く使ったサンドイッチが主に売られています。お値段も500円前後でかなりボリュームあるサンドイッチがいただけるので朝出かける前やお昼に買っていくのはいかがでしょうか。季節だったので私はいちごサンドを買いました。甘すぎないクリームとイチゴの甘酸っぱさが相まっておいしかったです。
九州一の繁華街である天神、そこに設けられた大きいターミナルなのですが、ここで見られるちょっと不思議な光景があります。それを次回は見ていこうと思います。ぜひ次回の駅探訪もお楽しみに~