こんにちは。
大変ご無沙汰しております。なんやかんやあって約2か月ぶりとなりました。ちょっとした充電期間でした。また、ちょっとずつブログの記事アップしていければと思っているのでぜひお付き合いいただけると嬉しい限りです。
さて、充電期間はもちろんどこにも行っていないということはなく、なんやかんやいろいろ電車乗ったりどこかをほっつき歩いていたりしました。今回はその中でも一番最長の日帰り旅行となった旅の模様を記事にしていきたいと思います。その名も「在来線特急最長にちりんシーガイア往復の旅」です。JR九州の特急である「にちりんシーガイア」ですが、この特急はなんといっても在来線の特急の中でも最長の運転距離を誇る特急としても知られています。今回はそんな特急で往復してきた旅です。
にちりんシーガイアは博多から宮崎県は宮崎空港駅までを結んでいます。号数は他の大分始発のにちりん号と通し番号になっており、1日1本のみ運転ですが「5号」を名乗っています。博多駅を出る便は朝の7:30に2番線からの発車となります。かなり早い時間の出発となります。ちなみに、ちょうど1番線に二日市方面からやってきた快速列車がうまく接続しているのですが、朝ご飯を買う時間はないので注意が必要です。
にちりんシーガイアに使用される車両は787系、かつて特急つばめで使用されていた車両です。787系はいろいろ組成変更がありましたが、今は6両編成と8両編成そして4両編成が在籍しており、にちりんシーガイアには6両編成の車両が充当されます。今回乗車したのは3号車で、こちらは元々ビュッフェ車だった車両を一般車両に改造した車両であるため雰囲気がほかの車両と異なります。
このにちりんシーガイアは博多から大分まではソニックの補完的な意味合いもあり、朝早いものの比較的乗車率は高めです。停車駅の多いタイプの特急であり、香椎や福間、そして赤間などにも停まるようになっています。そして、小倉にはちょうど8時半ごろに到着。時間帯もいい感じになってきたこともあり、小倉からそれなりの乗車があったように感じます。
列車は日豊本線に入ると比較的のどかな景色が続くようになります。鹿児島本線とつになるように東側をぐるっと回る日豊本線ですが、その路線長はJRの在来線の中で全国5位に入る長さです。今回乗車するにちりんシーガイアは在来線特急で最長の運転距離になりますが、日豊本線を全線走破するわけではありません。定期列車で日豊本線の小倉~大分~宮崎~鹿児島と全線通しで運転する列車は存在しません。それだけに長い路線ということです。海沿いを中心に走りますが、それでも山の中を走ることも特徴的です。
途中の大分までは比較的需要の多い区間です。ここまでは特急ソニックの毎時2本程度運行され普通列車も少ない区間でも1,2時間に1本程度は確保されています。しかし、大分から先、宮崎との県境を越える区間はかなりの秘境区間になっていきます。何よりも有名なのは「宗太郎越え」でしょうか。大分県最南端の街である佐伯を過ぎると民家も少ない山間区間を走行していきます。この区間は普通列車が1日1本しかないということで非常に有名ですね。この区間を走る特急「にちりん」はこのシーガイア含めて佐伯から延岡まではノンストップですが、約1時間かかります。
宮崎県に入ると日向灘沿いをずっと走ることになります。そして何より注目ポイントはかつてのリニア実験線と並走することでしょうか。最近静岡県知事の辞任や開通延期など何かと話題にリニアですが、ここでも実験されていたと思うと感慨深いものです。現在はソーラーパネルが大量に設置されており、ちょっと珍しい光景になっています。
列車は13時7分、定刻通りに宮崎駅に到着。博多から約5時間半ほど、さすが最長距離の特急というだけあって乗り応えある時間でした。さて、今回の旅、ここまでが前半戦です。5時間半かけて乗ってきた特急を次は同じように戻っていきます。とはいえ、今回の記事は長くなりましたので続きは後編へ。ぜひ次回もお楽しみに。