おはようございます。
いよいよほぼ全国的に行われダイヤ改正まで残り2週間を切りました。まあいろいろとニュースがあるわけで、まさに出会いと別れの季節と言えるでしょう。今度の3月16日は珍しく大手私鉄も複数社がこのタイミングでダイヤ改正を実施することとなり、私の馴染みある路線もいろいろ変わりそうな気配がします。そんな中で、一番気になるのはやはり現在よく使う西鉄でして、新駅の開業や停車駅の追加など様々な変化がみられそうです。
そんな中でも今回は2週間後には営業列車が全列車停車するようになる春日原駅に行ってみました。現在は普通電車と急行のみが止まる駅ですが、今度の改正で特急の停車駅に追加されることになり、主要駅に昇格は間違いなしです。それではまずはホームから見ていきます。
春日原駅は2022年の8月に高架化された区間にも含まれており、現在は2面4線の高架駅となっています。通過待ちおよび緩急接続ができるようになっていますが、現行ダイヤでは主に平日のラッシュ時間帯にこの接続が行われています。それ以外は待避などもなく基本的にすべての列車が本線である2番線と3番線を使用します。
最近高架化されたということもあり、設備はまだどれも真新しく、特に目を引くのが液晶ディスプレイ型の時刻表ではないでしょうか。昨今は関東地方を中心に駅掲載の時刻表を無くす会社も増えてきている中、駅名票の下にデジタルサイネージを設けてその一部を時刻表に充てるような形になっています。現在時刻とその次の1時間が太く表示されるようになっており、視認性もかなり良くなっているのではないでしょうか。ちなみに下部には広告もあり、広告収入も得られるという一石二鳥です。(どれぐらいの広告費になるかは不明ですが、、、(これ首都圏でやればそこそこ儲かりそうですけどね))
駅の二日市方には方渡り線も用意されており、ダイヤが乱れたときには春日原駅で折り返しができるようになっています。実際に二日市近辺での輸送障害があると春日原と大橋で折り返しが行われています。なお、行き先表示機に「春日原」行きの表記もあるのですが、西鉄では折り返し運転時もこの行先は出さずに運転されます。
駅舎はまだプレハブ造りのようになっており、もう少し工事が進めばかなり立派な駅になるのではないかと思います。現在絶賛工事中であり、ホームから降りると迷路のように入り組んだ道を進んで改札へ向かうようになっています。2022年に高架化されたのが雑餉隈、春日原、白木原、下大利、そして新駅の桜並木と合計5駅にも及ぶため、工事はかなり長くなっているようです。現在は春日原以外の4駅の工事がほぼ終盤になっているので、今後春日原駅の工事が本格化するのではないかと思います。
さて、駅周辺はというとここが春日市と大野城市の行政的に中心となる地であり、駅を出て東に行けば大野城市役所が、西に行けば春日市役所が位置しています。(ちなみに春日市役所はJR鹿児島本線の春日駅が最寄です。)これだけ利便性が高いと特急が止まるのも何となく納得はできます。また、このエリアのバスも春日原駅前を中心に伸びており、人の流れもこの駅を中心にして流れているものと思われます。
福岡市のベッドタウンということもあり、駅周辺には不動産系の会社も多く見られます。周辺には多くのマンションもたっており、さらに駅から5分圏内のところにイオンのショッピングモールもあるのでかなり住みやすいところなのではないでしょうか。個人的に気になったのは駅前にある居酒屋兼食堂のお店。まだ入ったことないのですが、手ごろな値段で定食が食べられそうなので機会があれば入ってみたいですね。
さて、大きく進化しそうな春日原駅、お隣のJRの本数が本数だけにここで西鉄はJR化の利用者を奪いに行く方向へと舵を切ったわけですがこれがどうなるか気になるところですね。今後利用者が増えることはほぼ間違いないでしょうから、発展ぶりには注目です。