おはようございます。
コロナが本格的に流行してから2年半、ようやく日常生活が戻ってきて2019年以来3年ぶりに各地でイベントが再開されるようになってきています。そんなイベントの1つである佐賀県で毎年11月に開催されているバルーンフェスタ、今年は3年ぶりの有観客での開催とのこと、これはいかない手はないということで5日間開催された1日のみの参加でしたが行ってきました。
ということで今回取り上げるのはバルーンフェスタ、、、ではなくバルーンフェスタ開催に伴って営業が3年ぶりに行われたバルーンさが駅を取り上げていきます。バルーンさが駅は駅名の通り、バルーンフェスタが開催される会場の最寄り駅となる駅ですが、こちらは通年で営業される駅ではなくバルーンフェスタが開催される期間のみ営業する臨時駅となっています。
駅舎は簡易的なつくりであるものの、この駅自体は通年で設置されているものになります。バルーンフェスタ自体が11月に5日間程度開催されることからこの期間のみの営業というのでかつては開催期間のみ駅が組み立てられるような形式でしたが、その設置工事中に死亡事故が発生して以来駅自体は常設という形になりました。
とはいえ、屋根が無かったり、足組がプレハブのような組み方であったりと簡易的なところはいくつか見られます。ホーム自体は島式のような形で1面2線に近い形となっています。
ちょうどこの駅の西側、長崎方に嘉瀬川という川が流れており、そこがバルーンフェスタの会場になることから河川敷に降りるような形で改札が設けられており、嘉瀬川を渡る長崎本線の端の下に臨時の切符売り場などが設けられています。また、橋脚に路線図と運賃表が貼られるという少し珍しい光景も見られます。
バルーンフェスタ開催中は長崎本線の普通列車と臨時普通列車、それに加えて一部の特急が停車するようになっており、毎時3本以上がほぼ確保されている状況となります。それだけ人が集まるという証拠です。そして、今回はバルーンフェスタ自体が3年ぶりということもあり、久しぶりのお祭りを楽しもうとする人たちがより集まったようにも感じました。
というわけで次回の営業はおそらくちょうど1年後、しばらくこの駅に降り立つことはできません。来年も無事にバルーンフェスタが開催されることを期待しつつ、またその時にはぜひバルーンさが駅で降り立ってフェスタに行きたいですね。ちなみにこのような臨時駅はほかにもJR東日本常磐線の「偕楽園駅」やJR四国の「津島ノ宮駅」などがあり、これらも営業期間が限定されているのでチャンスがあればその時にぜひ行ってみたいものです。