こんばんは。
相鉄といえばなんといっても大手私鉄の中でも営業キロ数が最短ということで有名で、現在は相鉄本線といずみ野線、そして一部が開業している新横浜線の3路線しかなく、駅数も全部で26駅という少なさです。その短さの象徴は駅の半数以上が横浜市内で収まっているということ。横浜市自体かなり広いですが、やはり大手の鉄道会社1社が持つ範囲としてはかなり狭いものです。
そんな相鉄ですが実は大手私鉄の中で「最長」という記録を持っています。
矛盾しているようなことですが果たしてこれはどういうことだと思うでしょうか…?ぜひ正解を見る前に一度考えてみてください。
それは「営業列車として走る長さの最短両数が大手私鉄の中で最長」ということです。
まあ表現がややこしくて何のことや、とお思いの方もいるでしょう。まず相鉄の現在の営業電車として走る車両の最短両数は8両編成です。実はこれJR含めて大手私鉄の中で一番長い記録なのです。
というのもほかの会社を見てみると各会社を走る営業列車で最短というのは、例えば東急の場合世田谷線の2両、それを除いても池多摩線の3両編成が最短となります。他にも京王も本線系統では8両編成が最短ですが、支線を見ると2両編成や4両編成で走るところがあり8両編成が最短というわけではありません。私鉄の覇者近鉄も大阪で4両編成が走るぐらい、名古屋に至っては2両編成も走っています。
相鉄の走る区間の多くが通勤客など多く住む横浜の住宅街という特異的なこともあるでしょうが、それでも大手私鉄の中でも一応「最長」の記録を持っています。ちなみに大手を除いた私鉄も含めると東葉高速鉄道や東京臨海高速鉄道などが直通がを基本としているがために最短が10両編成という事例も出てきます。他にも横浜高速鉄道もこどもの国線を含めないとすると8両編成が最短ですね。ちなみに相鉄も非営業列車となるとモヤなどが4両編成で走ることもあります。
なんやかんやですごい記録を持ってる相鉄、路線長ながらに魅力はありすぎるぐらいですし1日で廻り切れるぐらいではあると思うのでぜひコロナも落ち着いたころに乗りに行くべき路線だと思っています。