おはようございます。。
今回の記事はボリューミーになります!私鉄全線走破旅の静岡鉄道編です。ご無沙汰のこのシリーズ、大手私鉄はまだ関東でも小田急や東武、関西でも南海や名鉄が手つかずの状態なのに最近地方の私鉄にも手を出し始めています。まあ地方の方が日帰りで行ける範囲であれば簡単に乗ってくることができるんですよね。
というわけで青春18きっぷシーズンぎりぎりのタイミングで横浜から何とか日帰りで行ける範囲ということで前々から行ってみたかった静岡鉄道にやってきました。静岡鉄道は地方私鉄の中でもかなり大きなグループ会社でバスや小売りなどはもちろんそれ以外にも事業展開しており静岡市内中心にその勢力はかなりのものとのことです。実際に鉄道事業もコロナ以前は黒字経営となっており、新型車両も関東に負けじと総合車両製作所からのものを発注し一斉置き換えを始めているところです。(まあ総車でまとめて発注すれば安上がりなるのでそれは仕方ないことですが…)
静岡鉄道の路線は新清水~新静岡の1路線であり、片道20分程度の短い路線です。とはいえ、全区間複線が整備されており、日中でも2両編成の電車が10分間隔で運転されています。というのも静岡市内の主要地区を回る路線のため、この地区では静岡鉄道が首都圏のように鉄道での移動が無くてはならないようになっています。そのためめちゃくちゃというほどではないですが、2両編成ではあるもののどの電車もなかなかの乗車率だったりします。
そして地方の鉄道ではあまり見られない優等列車も設定されており、何よりただ急行があるだけでなく通勤ラッシュ用の通勤急行も設定されているというほど。そして首都圏でもたまにしかお目にかかれない千鳥停車までなされているあたり、利用者の多さが見て取れます。(まあ県庁所在地かつ政令指定都市の主要区間を結んでいるので利用者が多いのは想定できますが…)
車両は現在これまでの1000形からA3000形に置き換えが真っ最中で、残る1000形も数本になってきています。このA3000形ですが、あの横浜にある総合車両製作所で製造されたもの。そのため内装などは関東などで見られる内装にかなり近いものとなっています。というよりかはほぼ完全に東急、東洋製のIGBT-VVVFを積んでいますが、ドアチャイムは5000系列のそれそのものですし、窓は位置などは池多摩線用の7000系に近い形になっています。そして、運転台なんか見ても東急の車両にかなり近い作りになっていると言えましょう。
各駅の設備も大手私鉄かのようにしっかりしており路線へのナンバリングの導入、列車接近警告表示機、あとは各駅に簡易的ではありますがホーム柵が世知されており、地方の中小私鉄とは言えないような気がします。
各駅を解説というほどではありませんが、静岡鉄道の大雑把な説明をしながら全線走破旅の記事にしたいと思います。それにしても静岡鉄道はとてつもなく面白く車両は東急チックでありながら、ロゴは相鉄かのような「S」の字を描いており、また後日記事にしますが車両のカラフルさは京王井の頭線を模したかのようになっておりありとあらゆる要素を詰め込んだかのようになっていますね。次回の記事は撮影した編成写真中心に記事にしていきます。
さて、この記事およそ2日にかけて書いてきたのですが書いてる途中に静岡鉄道から公式発表。引き続き急行や通勤急行の運転を休止したダイヤ改正が発表されました。事実上の廃止に近いのかもしれませんが、あの距離でやはり急行運転の必要性は薄いのでしょうか。しかし、日中や朝ラッシュ時に増発というとんでもないダイヤになるようで、2両編成ではありますが山手線顔負けぐらいの勢いの本数が走ることになりそうで楽しみですね。