こんばんは。
渋谷駅の改良工事で一番の注目を集めたであろう列車がなんといっても新宿~品川間の救済列車として運転された臨時列車。東海道線や東北本線などで使われる近郊型のE231系及びE233系の15両編成で運転されました。そもそもこの列車が運転された理由としては、山手線の内回りが完全に止まってしまっていることから、新宿から渋谷や恵比寿、品川までのアクセスの補填という立ち位置で設定されました。運転間隔としてはおおよそ30分間隔で設定され、ほぼ終日にわたって1時間に2本程度走ることになりました。
臨時列車の運転ルートとしては新宿から大崎駅の手前までは湘南新宿ラインや埼京線と同じ山手貨物線を走ります。そのあと大崎駅手前のポイントで大崎駅への線路には転線せず、山手線と湘南新宿ライン及びりんかい線の大崎駅の真ん中の貨物線をすり抜けていき、そのあとは蛇窪信号場を直進して東海道新幹線と並走してきた横須賀線と合流します。そのまま、品川駅は横須賀線のホームに到着するように設定されました。
新宿から渋谷方面への救済臨ということもあり新宿出発の電車は鉄道ファンはじめ一般の買い物客などもそこそこに使っていたので結構な混雑でした。というわけでブログのために乗車するのは逆方向の品川発のやや空いている方を選びました。とはいえ、乗客全体に対するオタクの割合は高くなってしまいますが笑
やや民度が問われた今回の臨時列車ですが、しっかりマナーを守って楽しむ人たちもいたのでまあよかったのではないでしょうか。あとはやはりタイミングもよかったでしょう。コロナも落ち着いたことで無理な自粛要請をすることもなく、JRとしても週末の人出の増加に加えて鉄道ファンもこのために切符買ってということもあるでしょうから運賃収入改善に1つの契機になったかもしれませね。
私も乗車してみましたが、普段乗らないルートに乗車することができたので貴重な機会となりました。今回運転されたルートは別に旅客列車で全く走らないということはなく、普段成田エクスプレスが使っているルートですが、乗車券のみで乗れる機会は早々にないのでやはり貴重です。あとは途中まで横須賀線の線路を使うので、ダイヤ作るのにもかなり現場の方々の苦労があったんだろうなと思います。(今思えば半分成田エクスプレスのスジ使ってるのかもしれませんが…)
新宿~品川のアクセスは普段山手線しかなく、新宿や大崎ともに湘南新宿ラインや埼京線と山手線の乗り換えは結構な距離があるので今回みたいな臨時列車があれば少しは便利になるんだろうなというのは思いましたね。普段どれだけ需要があるのかは知りませんが、なにかの何かの需要発掘にもなるかもしれませんね。ともあれ、特に大きな問題なく臨時列車も走り切った2日間、乗務員も増員されたでしょうから本当にお疲れさまでしたという感じです。