こんにちは。
これまで私はあまり特急電車について興味が薄くなかなか乗ってこなかったところもあるのですが、昨年からなくなるであろう特急電車を中心に乗車するようになりました。とはいえブログのためという要素が大きいですが笑
今回は今度のダイヤ改正で消える「あずさ3号」です。この列車は知っている方も多いであろう千葉発南小谷行きのJR東日本最長特急です。今度の改正で千葉発のあずさ3号自体は残りますが、行き先が南小谷行きから松本行に変更し、さらには富士回遊を増結するという列車になります。改正後のあずさ3号はそれはそれで面白そうですが、最長特急を常磐線の仙台~品川を走るひたちに明け渡します。ちなみに南小谷までの運転は継続され、あずさ3号の30分後に新宿始発となるあずさ5号がそれにあたります。
もともと私は小さいころから家族で白馬にスキーに行っていましたので松本から先の大糸線白馬方面は何となく馴染みがある路線でした。ですのでいつかは南小谷行きのあずさに乗って…みたいなことを考えていたのですが、今回千葉発から短縮されるということでしたので思い切って全区間乗り通すことにしました。
あずさ3号は千葉6:38という早朝に出発します。横浜から千葉へ向かう場合、始発の横須賀線・総武線快速に乗車しても千葉に6:37に到着することになるのでぎりぎり間に合いません。なので都区内より西に住んでいると前泊が必要になってしまいます…私も総武線周辺で夜を明かし御茶ノ水行きなどを取って千葉からあずさに乗り込みました。千葉からしばらくは総武快速線を走ります。まもなく引退が近いE217系との離合も私からすれば非日常ですので違和感です。
そもそも最後に中央線特急に乗車したのは昨年の3月に乗車したあずさでしたが、去年の改正前でE257系の運用で乗車しましたので何気にE353系は初乗車です。ヘッドレストが可動式でしたので自分の背丈に合わせて調整でき、座り心地は素晴らしいものだと思います。車内の雰囲気も車内灯がLEDなので明るくていいですね。
さて錦糸町を過ぎたあたりで総武快速線から中央総武線各駅停車の線路に転線したのでしょう。このままでは横須賀線方面へ進んでしまいますので中央線方面に向かう必要があります。このあずさ3号は新宿までの停車駅はかなり絞られており、千葉を出ると船橋と錦糸町のみの停車です。御茶ノ水から中央線快速も合流し、御茶ノ水を過ぎたところで再び転線します。ここからはほぼいつも通りの光景。電車は新宿に到着。千葉からの乗車率は20%程度といったところでしたが、新宿からかなり乗ってきて乗車率は80%から90%にまで達したように思います。
さてここで簡単に現在の中央線特急の制度について説明します。中央線特急は昨年3月の改正までE257系を中心に運用され、座席も指定席と自由席そして指定席の中でもプラスの料金が必要なグリーン車がありました。しかし、昨年使用車両がE353系に統一されたことにより自由席が廃止。すべて指定席になりました。とはいえ特急に飛び乗ることや満席時の乗車も可能で、その場合駅もしくは車内で「座席未指定券」というものが発券されます。これは指定席が販売されていない座席であればどこでも座っていいというもので、料金こそ指定席と同額(車内の場合駅より割増料金)ですがすべての車両の空いてる席どこに座ってもいいというものです。加えて座席上にはランプが備わっており、「緑色」が指定席発売済みの席、「朱色」がまもなく指定席発売済み区間になる席、「赤色」が未発売の席となっており、基本的に赤色の席に座っていいようになっています。
ちなみに私が乗車したのはちょうど国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し多くの人が外出を控え始めたところで座席上ランプが「緑色」ながら空席のところも目立ちました。とはいえ欧米系を中心とした外国人観光客が冬山登山やスキーのためか大きな荷物をもって大半の席を陣取っていたのが印象的でした。
列車は中央線快速区間を走行。ちょうど土休日ダイヤで快速電車も「杉並3駅」と呼ばれる駅を飛ばすのであまり詰まることなく走り続けます。高尾を過ぎると山間部を走っているような光景に様変わり。高尾は快速電車と中央本線の長距離列車の運転系統が分断されている駅ですが特急は通過します。昔それを知った時は驚きましたけど、最近では納得ですね。
この列車は約5時間かけて千葉から南小谷まで走りますので1回の記事にまとめるのは大変なので今回は高尾を過ぎたところでいったん一区切りとさせてもらいます。次回は中央本線の甲府盆地を走りぬけ松本・白馬方面へ向かう模様を記事にしていきますので乞うご期待を。