こんばんは。
首都圏のJRを利用していると1度は聞いたことがある路線名と思われる「上野東京ライン」と「湘南新宿ライン」。似た路線名ということで利用する際にこんがらがることもあるのではないでしょうか。
今日はそんな2つの路線について私ながらに解説していきたいと思います。ぜひ関東にお住まいの方も関東にたまにしかいかない人も首都圏の電車を利用するのに役立つ1つの知識と思ってみてくれると嬉しいです。
◆共通点◆
この2つの路線はまずともに愛称であって正式な路線名ではないということです。有名なのだと「山手線は本当はぐるっと回る環状線ではない」という話があります。
両路線はともに埼玉県方面からの中距離路線と神奈川方面からの中距離路線を貫くという役割があるとともに、スルー運転できることから都心部で山手線などへの乗り換えを減らし乗客の負担をなくすとともに混雑緩和を図るものとして運転されています。
ここまでが主な共通点です。これを把握したうえでここから項目に分けたうえで違いを見ていきましょう。
◆運転区間◆
まずは運転区間からです。
また運転区間についても「伊東・沼津~前橋・黒磯」と幅広くなっています。上野東京ラインの方は2015年にそれまでの東海道線と宇都宮線・高崎線を直結する形で運転が開始したのでかつての東海道線や宇都宮線・高崎線の運行形態が維持されたまま直通している形になります。
↓以前書いた湘南新宿ラインの運行形態の詳細記事です。ぜひご覧ください。
◆運転本数◆
運転本数についてです。
湘南新宿ラインは原則戸塚から西大井まで横須賀線と線路を共用し、大崎から池袋まで埼京線と線路を共用します。そのため本数にも制限があり日中は毎時4本(それぞれの運行系統で各2本ずつ)の運転となっています。
ただ高崎線と宇都宮線は全ての列車が東海道線に直通すると東海道線の本数が供給過多になってしまうので日中で毎時1本ずつ、ラッシュ時などは毎時数本程度従来通りの上野発着が設定されています。この上野発着の列車は上野の地平ホームに到着するので乗り換えの移動は少し大変かもしれません。
◆所用時間◆
最後に所用時間です。
所要時間は全体的に上野東京ラインの方が速いです。これは線形も影響しているのですが、やはり駅数の問題だと思います。
しかし、上野東京ラインは東海道線内で毎時1本快速アクティーが走る以外すべて普通列車での運転が基本なの対して、湘南新宿ラインは東海道線から高崎線まで快速運転をする特別快速であったり、宇都宮線内快速運転をする列車があったりと優等種別は豊富にあります。
そのため横浜や戸塚から大宮方面へ向かう場合や大宮から横浜方面向かう 場合は同時発車である以外早く来た列車の方が速く着く可能性が高いです。
◆まとめ◆
しかし、湘南新宿ラインの魅力は何といっても新宿や渋谷といった首都圏の中でも買い物にもってこいの町を通ること。最近では渋谷駅のホーム移設工事も完了し、利便性が向上しました。本数こそ少ないですが東海道線や宇都宮線内で快速運転をする列車もあるので、新宿や渋谷などに用事があるときは時間を調べて湘南新宿ラインを使った方が断然便利です。
時間帯によっても各路線の利便性は異なってくるのでお出かけの際は少しばかり下調べをしておくといいと思いますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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