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《旅日記》【乗車記】特急に乗らずに大阪から伊勢方面へ!大阪線の急行を楽しむ!②

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さあいよいよ本格的に山越えへ、大阪線の急行に乗ると奈良県がいかに盆地かがわかる気がします。

 おはようございます。

 

 鉄に乗ってどこか旅に出かけるというのは元々が近鉄沿線育ちのものですから、昔から日常的にしてきたのですが、やはり小さいころは自分が使えるお金に限界があったもので3日間フリー切符を買うのがやっとぐらいでした。

 

 おかげで近鉄の移動は大半が特急を使わない移動ばかりで、3日間のフリー切符の中で1回特急を使うかどうかぐらいでした。元々通勤車が好きなタイプということもありますが、それがゆえにいまだに近鉄に乗りに行くときは一般車メインになることが多いです。

 

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橿原線と立体交差する大和八木に到着、手前と右奥からの線路は橿原線からの短絡線になります。

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山を越えたらまた先にある山、奈良県が盆地であることがよくわかる風景です。

 

 というわけで今回記事にしている大阪~伊勢間も当たり前のように急行を使ってしまいます。とはいえ最近はお金に少し余裕が出てきたのと、いろんなところで写真を散りたいという欲もあって大阪線の山越え区間は特に特急を使う回数も増えてきています。なのでちょっとお久しぶり気分での乗車でした。(そもそも関東に来てから近鉄に乗る機会も半年に1回程度になってしまいましたからね、、、)

 

 大和八木迄は快調に飛ばす急行ですが、大和八木を出ると桜井まで飛ばした後はそこから山越え区間となり各駅停車に化けてしまいます。数年前までは桜井~榛原間も通過駅がありましたが、間の大和朝倉と長谷寺が急行停車駅となったため、桜井から先は榊原温泉口まで延々と各駅に停まっていきます。大阪線の急行の中で一番乗り通す中で気持ち的に一番最難関のところでしょうか。

 

榛原では謎に5分近く停車しますが、これはコロナで減便された特急のスジの名残です。

榛原を過ぎると山がより迫ってきます。三本松も山と山の間にあるのがよくわかります。

 

 そして榛原を過ぎると車窓もかなり印象が変わってきます。ここから本格的に奈良県から三重県にかけての山越えをしていくことになります。そして前面展望しているとわかるのですが、電気ブレーキとノッチうまく使いながらスムーズな運転に運転士が苦労しているのがよくわかります。特にこの日は雨が降っていたため、乗車した2610系をはじめ多くの電車が空転しやすいうえにアップダウンが激しいので、かなり運転士を苦しめていました。

 

 三重県奈良県の境目はちょうど三本松と赤目口の間にありますが、特に目合った県境はなくいつの間にか列車は名張までやってきます。大阪から名張までかなり距離があったように思いますが、ここまで急行で1時間10分から20分ほどでありまだぎりぎり大阪の通勤圏内になります。名張三重県の津や四日市よりも大阪方面とのつながりが深く、終日通して名張(一部さらに西の青山町)から本数や両数が増えたりします。

 

名張は東側に車庫があり、平日のラッシュ時を中心にこの駅を境に車両の増結などが行われます。

名張ではひのとりの通過を待ちます。一部列車は名張で特急の2本待ちをすることもあります。

2610系の運転台直後、ボックスシートの名残で両サイドの窓だけ一回り小さい窓になっています。

 

 名張まで来てようやく2本目の特急に抜かれます。現行ダイヤはコロナの影響によって一部特急が減便されている影響でこのようになっていますが、ちょっと前のダイヤですと大阪からいせなかがわまでのりとおすとだいたい3本に抜かれていた計算になります。甲特急にも抜かれるためというのもありますが、それでも抜かれる本数は多くなったように思います。2016年ダイヤ頃までは乗り通しても1本しか抜かれなかった記憶です、、、

 

秘境駅である「西青山駅」、もちろん乗り降りする人はいませんでした、、、

東青山駅の前には「四季のさと」があり、三重県中勢地域民にとっては小さいころからの遠足の目的地でした。

 

 山越え区間の駅に全部停車する急行、昔は急行よりも上位種別である快速急行も西青山にも停車をしていました。2012年のダイヤ改正の際に区間快速急行快速急行の統一の段階で伊賀上津、西青山、東青山の3駅を通過するようになりました。しかし、休校は引き続き停車しており、ましてや各駅停車区間が伸びているぐらいです。この区間は昨年までは意地でも毎時2本を維持してきましたが、近鉄がその法則を崩し現在は日中帯は東青山~青山町間はこの伊勢まで走り抜ける急行が毎時1本あるのみです。

 

終点の伊勢中川まで走破、やはりこの感覚懐かしいです。名伊間の急行は最高です。

 

 青山の峠を越えるとようやく伊勢平野へと入っていきます。ちなみに、ちょうど榊原温泉口は大阪線のエリアながら駅構内の自動放送はここから名古屋線スタイルのものに変わるので、榊原温泉口に到着するとすごい戻って来たなと感じます。(まあ元名古屋線民なので)榊原温泉口から伊勢中川までは急行も元気を取り戻してかなり飛ばしていきます。線形もいいうえに3駅連続で通過するの爽快感があり、大阪線の急行に乗っていて一番楽しい区間でもあります。

 

 大阪から出発ることおよそ1時間50分、伊勢中川に到着。ここまででも十分な距離なのですが、よくよく考えるとちょっと前まではこの先宇治山田まで行くのが当たり前だったと考えるとなかなかすごいことですね。現在は伊勢中川で名古屋線からやって来た松阪、宇治山田方面の急行とうまく接続させており、完全に分断されたわけではなく人の流れ的にシェアの多い方を優先したうえで利便性は維持させたという感じでしょうか。なかなかこの区間を急行で乗り通すことは乗り鉄でなければ精神的にも気つかもしれませんが、激しいアップダウンを駆け抜ける2610系の40年選手はかっこいいもので、走行音もしっかり唸らせて走るのが何ともたまりません。ぜひ皆さんも時間を見つけて乗り通してみてください笑

 

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