こんばんは。
なにかと車両のことで話題にされる近鉄、その路線網の広い差から収入面で苦しい思いをしているものの特急車は相変らず豪華絢爛といった感じで、日本の特急の頂点といっても過言ではないぐらいのものかと思います。その一方で「相変わらず近鉄の一般車は」と幾度となく言われるように通勤車の新造は直近10年ゼロであり、ようやく京都市営地下鉄の新車が出てきたことで近鉄線上を新し通勤車が走ると盛り上がったほどです笑
そんな近鉄の通勤車で一番新しい車両は「シリーズ21」と呼ばれる車両群で、2000年前後に登場し21世紀の顔になるようにと込められたこの車両も結局奈良線中心に投入が進むも中途半端な数で製造は終了し2009年を最後に製造されていません。現在は奈良線や京都線に一般的なロングシートの6両固定編成の9820系が10編成、2両固定編成の9020系が19編成、LCカーと呼ばれるデュアルシート車の5820系が5編成、地下鉄直通用の3220系が3編成、続いて大阪線用の9020系が1編成、5820系が2編成、南大阪線用の2両編成6820系が2編成のみにとどまっています。
今回は奈良線と大阪線のみですがシリーズ21の写真をいくつか集めてきました。どれもいたような顔ばかりですが活躍する千九によってその特徴が異なってきたりするのがまた面白いところ。2両固定編成の9020系は増結用として他の2両編成や4両編成、また6両編成とくっついて運用され、いろんな組み合わせが楽しめます。一方6両固定編成の9820系や5820系は単独で活躍することが多く、写真にはありませんがラッピング対象になりやすい形式でもあります。そして独特な顔をしている3220系、個人的には地下鉄直通で種別表示と行先表示が別れてること、日立製のVVVFを乗せている点でどことなく東急の5000系に似ているような気がするんですが強引ですかね…?
今後の増備はあまり期待できないものの、さすがにそろそろ新型車両の開発に着手し始めてもいいのではないかといつも思うばかりですが、いつまでシリーズ21が一番新しい一般車として活躍するのかある意味で楽しみです。