こんばんは。
青春18きっぷの強い味方、それが有料快速列車として走る「ホームライナー号」です。最近はJR東日本中心に特急格上げによって青春18きっぷでは乗れない上にライナー券から特急券になることで実質の値上げになったりして乗るハードルがやや高くなってしまっていますが、昨今の状況や人口減少で利用者減少の文を補填するためには付加価値を上げて収入上げるしかないんだろうなと思ってしまいます。
そんな中でもJR東海区間においては名古屋地区や静岡地区でいまだにホームライナー号を多数走らせており、青春18きっぷでも利用できるので大変にうれしい存在になっています。東海道新幹線での収入が大きいということもあるのでしょうか。使用される車両も特急券一般車みたいな形で作られた383系のみならずしらさぎ号などで用いられる本格的な特急車で運転される列車もあったりするのでさすが太っ腹という感じです。
そして何よりうれしいのが一部列車は土日祝日も運転されるという点、もはや完全に貧乏旅行の人向けに運転されているような形になっていますが、これが非常に助かり今回の青春18きっぷで意味もなく横浜から名古屋を往復する旅で利用させてもらいました。JR東海区間内でホームライナーに乗るのは初めてになります。
ホームライナーに使用されるのはJR東海の383系、JR東海の標準型の特急車という感じではあるものの普通列車としても使用できるようになっており、デッキが完全に区別されていなかったり乗降用ドアが両開きで広く保たれていたりと185系と同じような用途目的で製造された様子が見て取れます。実際に特急ふじかわやホームライナーだけでなく383系を用いた間合い運用での普通列車も存在します。
ホームライナーの停車駅は静岡を出ると清水と富士のみに停車し沼津までかっ飛ばす快速列車、こんな時間でないと快速運転をする列車が走っていない静岡地区。いつも18きっぷで移動する際は延々と各駅に停まっていくことばかりでしたので、駅を通過していく姿は新鮮でした。日が沈んでからの乗車でしたので車窓を楽しめなかったのが少々残念です。朝の時間帯にもホームライナーは土日含めて設定されているので明るい時間に乗りたいですよね。
あっという間の乗車でしたが1時間弱で沼津に到着、やはり300円ではありますが課金する価値はありますね。ここからはいつも通り普通列車で熱海まで行きそっからはJR東日本の東海道線へ横浜まで無事に日帰り旅行は完遂。およそ14時間かけて横浜と名古屋を往復したことになります。あほらしい旅ですがこれはこれでいい夏の思い出になっています。時間があればではありますが、こんなしょうもない旅をしてみるのもいいのではないでしょうか。