こんばんは。
相鉄もJRとの直つ運転が開始されてもう4年半、東急との直通もまもなく1年を迎えようとしています。この直通を見据えてかねてより車両の更新を行っており、特にYNB、「横浜ネイビーブルー」と称した塗装は、相鉄のブランド力アップのために社運をかけて行われた一大プロジェクトで9000系のリニューアル工事を皮切りにスタートしていきました。これまでにない少し高級感のある塗装はこれまでの相鉄やほかの私鉄にはない味を出していくことになります。
最初にこの塗装で登場したのが9000系の9705×10でした。最初に更新工事が行われたのが2016年3月ですので、タイトルにある通りもう8年が経過し早くも10年の節目が近づこうとしています。その後YNB塗装の車両は9000系の更新工事とともに数を増やし、2018年には新造車として初のYNB塗装で相鉄としても約10年ぶりの新車となった20000系が登場、その翌年には12000系も登場しここから一気にネイビーの車両を見る機会が増えていきました。
今回は新しい相鉄のカラーリングであるネイビーをまとう車両3選をピックアップしてきました。1枚目がYNBの第1陣となった9000系、それも最初に更新が行われた9705×10、そして2枚目がJR直通用に製造された12000系、最後が既存の車両をYNB化した8000系の8709×10です。どれも語ると奥の深い車両たちなのですが、外観はすっかりネイビーとなり一昔前の赤色や白に青とオレンジの帯の時代をすっかり忘れてしまいそうなものになっています。ある程度車両の置き換えが完了した今、残されたことは今も走っている旧塗装(青とオレンジ基調の塗装)の編成をネイビーに塗り変えること、もうあの頃の相鉄を思い出させる車両はいなくなるかもしれませんね。