おはようございます。
今年2024年はすっかり忘れられていますが、近鉄の実に20年以上ぶりの一般車の新型車両が登場する年です。かれこれ発表からもう2年が経ち、営業運転までおよそ10か月となりますが今のところ新型車両の気配はまだなさそうです。新型車両によっていろいろこれまでの近鉄から大きく進化すると思われますが、一番の楽しみはロングシートにもクロスシートにもなるデュアルシート車の復活ですね。
本格的営業列車へのデュアルシートを導入した近鉄、「LCカー」という名称を付けて専用のロゴまで付けたあたり近鉄の力の入れようがよくわかります。LCカーは5820系が2003年に最後に製造されて以来新規の導入はなかったので、非常に近鉄沿線民としてこの上ない嬉しさです。ということで今回はLCカーとして最初に新造された5800系を取り上げてみました。
5800系は大阪線と奈良線・京都線系統、そして名古屋線とほとんどの路線で見られる唯一の形式です。登場は1997年ともう25年以上前ですが、近鉄の中では比較的新しい形式です。LCカー自体は名古屋線で走っている2800系と2610系が最初に改造車として登場しましたが、新造車のLCカーとしてはこの5800系が最初でした。今回は奈良線系統で撮影した5800系をピックアップしました。6両固定編成なので基本的に昼間は単独運用が多いですが、快速急行に充当されると奈良方に2連を引っ付けて8両になるので見ごたえがあるような気がします。ちなみに、奈良線では快速急行中心に平日土日時間問わずにロングシートモードになっていることが多いので、LCカーの威力が発揮できていないのが少し残念です。今後新型のLCカー登場でどうなるのか気になって仕方ないですね。