おはようございます。
先日近鉄の高安で得体のしれない車両が顔を出していると話題に、、、それは1620系のVG23編成で、高安で更新されておりク1723側がその更新後の顔を出しているとのことでした。これがまた近鉄オタクの度肝を抜くもの?で、これまでの近鉄の更新に比べるこれまた規模が違うようです。
最近の近鉄の更新といえば、もう8年前にもなる2610系X27に始まった内装を黒基調にする更新ですが、それも未更新だった2610系・2800系・8600系と界磁チョッパ車に施したら、次はVVVF車の更新ということでメニューを一新したような感じです。たまたま、先日大阪に行く機会があったので高安まで足を延ばしてみました。見事にク1723とモ1673の少しが屋外に出た状態で通電もされていました。更新の内容をさっくり見ていきたいと思います。
なによりもまず目につくのは転落防止幌でしょう。ついに近鉄にもこの波が訪れました。この転落防止幌はJR西日本で車両同士の連結の際どうしても運転台がある部分がリスクというかそこでの事故が起きてしまったので、最近導入されていました。近鉄も編成同士の併結が非常に多い分これは必要と判断されたのでしょう。
今後導入予定の新型車両にもその転落防止幌はデザインに描かれていましたが、既存の車両にも導入されていくようですね。ちなみに見てもらうとわかる通りデザインが既存のマルーンの車両仕様に合わせているのがわかると思います。既存車両の塗装変更はしばらくなさそうかもしれませんね。
お次は、前面側面ともに行き先表示機がLED式のものに交換されています。これはVC53やVC60に施されたものと同じものが用いられていると思われ、想定内の更新メニューではないでしょうか。ちなみに訪れたときには「急行津新町」を表示していました(笑)加えてライト類も交換されており、特に種別等と尾灯のライトは銀色にもなっており、これまでにない形になっているようです。
そして旅客目線からすると一番気になるのが内装。これはどうしても遠目ですのでなかなかわかりずらいことがあります。敷地外からの撮影でわかった点としては、まずUVカットガラスが採用されています。わかりにくいですが少し緑が買ったガラスになっており、このことからカーテンがなくなっている可能性があります。そして座席回りも仕切りが近鉄ではこれまでなかったもたれかかれるタイプのものに交換されているようです。モケットがどのようになっているかは全く不明ですが…
今わかってることとしてはこれぐらいです。気になることとしてはやはりモケットの形状や座席の仕切り回りの処理方法、あとはドア上部に設置されるLCDの有無でしょうか。ちなみに近鉄の更新らしく足回りとパンタグラフは変更されていないようです(笑)
姿を見せ始めたということはあと数週間以内には運用に復帰するのでしょうか。他の会社がよくやる足回りの更新はちゃんとさぼってるので、誘導障害などの試験は必要ないと思われ試運転後はすぐに走り始めるでしょうね。これはまた近鉄での楽しみがまた1つ増えました。今後の続報を待つこととしましょう。