おはようございます。
先日京急で全線走破したときに訪れた羽田空港、関東の空の玄関口であるとともに日本の玄関口となっている一方で、従来の日本の玄関口であった成田空港はちょっと寂しさが感じられるようになっています。そんなあ成田空港へのアクセス駅でもあり、鉄道好きにはたまらない鉄道ビューポイントがある日暮里駅を訪れましたので、今回は日暮里駅を取り上げていきたいと思います。
日暮里駅に乗り入れる路線はJRが山手線、京浜東北線、常磐線、そして京成線と日暮里舎人ライナーとなっていますが、ほかにもホームこそないものの東北本線と東北新幹線が常磐線と山手線の間を通るようになっています。東京都台東区から足立区にかけての主要駅でもあり、上野や北千住には及ばないような気もしますが、それでも駅前は大変な賑わいであり、駅ナカもかなり広い構造になっています。
まず、JRの構内は常磐線のホームから若い番号が振られており、京浜東北線や山手線のホームの方が高い数字が当てられるようになっています。まず、常磐線のホームは京成線のホームから続番という形になっており、3番線と4番線となっており、さらに続く京浜東北線や山手線は9番線から12番線が充てられています。見事に5番線から8番線がすっぽり抜けているわけですが、これは真ん中を通る東北本線と東北貨物線も含めて数字が割り当てられている形になります。(ただ、厳密にはこのホームの無い線路を通過する高崎線と宇都宮線の電車は日暮里駅を経由していないということになっており、ホームの番号は仮であるのにその駅は通っていない形になるという何とも不思議な状況になっています。)
京成線のホームは2面3線の作りですが、用地の兼ね合いなのか二層構造になっており、JRがいかに幅を利かせているかをよく物語っています。二層構造の駅はよく見られますが、京成の日暮里みたいに待避設備などが多くない駅の線路が二重になっているのはなかなか珍しいのではないでしょうか。(高架化工事を除く)京成は日暮里を出ると大きくカーブをし常磐線と同じように北東方向へ向かいます。二層構造の下が上野方面の上りになっており、成田空港へ向かう列車は高架ホームにやってきます。
そして日暮里駅の周辺といえば、なんといってもトレインビューとして名高い駅出た目の前で眺められるずらっと並んだ線路の光景ではないでしょうか。山手線と京浜東北線、そして東北本線と貨物線、さらに地上に出てきた東北新幹線に分岐していく常磐線と実にJRだけでも12本の線路が並ぶ光景は鉄道ファンにはたまらないでしょうね。私が訪れたときも家族連れなどが多くいました。
日暮里駅といえば駅の西側には谷中銀座商店街などが連なっていたり、霊園もありちょうど春の季節は桜の名所になっていたりと意外と駅近くを散歩するのに面白いところではあります。通過駅や乗換駅としてのイメージが強いかもですが、山手線に乗ってちょっとぶらり旅で訪れてみたい駅の1つですね。次回来るときはもう少し京成線のホームをしっかり見たり、駅周辺の面白いところも歩いてみたいですね。