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《JR東日本》横須賀線のE235系の運用開始が12月になっている大きな要因は・・・

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12月21日より運用開始が発表されたE235系、ようやくという感じですね。
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 おはようございます。

 

 年の1月に山手線の置き換えがすべて完了し夏ごろより横須賀線向けのE235系も順次製造され新津や横浜から回送されてくるようになりました。

 

 そして8月ごろより各種試運転が開始され、徐々に営業運転開始の時期も気になるころになってきていました。

 

 そしてようやく先日横須賀線総武快速線向けE235系1000番台が12月21日より営業運転を開始するとの公式リリースが発表されました。ついにあと1か月ほどでE217系のみで運用される横須賀線総武快速線も見納めとなり、新たな顔がやってきます。

 

 さて新型車両に期待したいところではありますけども第1編成が出てきてから半年近くが経ちようやく営業運転開始。新型車両ということ妥当な月日かもしれませんが、少しばかり横須賀線総武快速線の特徴を踏まえて落成から運用開始までの長さを検討してみたいと思います。

 

◆第1に考えられること◆

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西は神奈川県の久里浜、東は銚子や上総一ノ宮などその運用範囲はかなり広く今後拡大する可能性も…

 

 まず考えられることはなんといっても新型車両ということで乗務員のハンドル訓練や性能を確認する試運転を多く行わなければいけないというのがあります。

 

 どこの路線でも同じですが、新型車両が加わるとこれまで活躍している車両と違った性能や新たに付けられた性能などがあるためその機能がちゃんと稼働するかどうか、また乗務員がその機能の扱い方を把握できるかどうか、といったところを習熟する必要があります。

 

 そのために新型車両は製造されてから1本目が動き出すまで結構な時間がかかります。例えば東急の2020系もちょうど3年前の今頃に落成しましたが営業開始は5か月ほどたった2018年3月でした。

 

 また今回新型車両が投入される横須賀線総武快速線E217系で運用される範囲がかなり広大であることも試運転の時間が長くかかった要因でもあるでしょう。

 

 久里浜から横浜や東京を経由し、千葉、そしてその先成田線内房線外房線にも直通する兼ね合いでそれら直通先全てで試運転をする必要があります。なのでそのための時間も要したと考えられます。

 

 しかしながら今回のE235系1000番台は山手線に投入されたE235系0番台と性能面で大きな差はなくJR東日本という大きなくくりで見ると半年という試運転期間は長いように思えます。私が考えるに大きな要因は以下に書く2つ目のことがかかわっていると思います。

 

                                       

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◆第2に考えられること◆

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11両編成+4両編成で運用される横須賀線総武快速線、その運用形態も置き換えに影響しそうです。
 
 第2に考えられること、こちらの方が大きな要因になっていると思われます。
 
 それは横須賀線総武快速線の運用です。現在E217系で運用されている列車は11両編成の基本編成と4両編成の付属編成で運用され15両で運転されるものもあれば11両のみで運用される列車もあり、特に逗子~久里浜間がホーム長が11両のみしか対応していないことから逗子での増解結が多く発生しています。
 
 逗子に限らず鹿島神宮や成東などに乗り入れる運用もありそこでも増解結を行います。
 
 そして多くは逗子で切り離した4両と11両の同じ編成が折り返して増結する際も連結されますが、効率の面から全てが同じ編成で再度連結切り離しが行われるわけではありません。
 
 11両編成から見ると増結する基本編成が1日の間に変わったり、また日を跨ぐときに前日とは異なる付属編成を連結することも多く見られます。
 
 そして今回投入されるE235系と既存のE217系は営業運転ではほぼ間違いなく異種併結を行わないということが大きなポイントとなります。E217系E235系が併結できないということはE217系の付属編成が切り離されても次に連結する予定の基本編成がE235系であったならばそれは大問題になってしまうということです。
 
 このことからE235系が運用を開始するタイミングで1本のみを運用に入れるのではなく、3,4編成まとまって投入することで増解結を含めてE235系だけで運用ローテンションを回せるような状態にしなければいけないということです。
 
 先週ようやく5本目のE235系が来たことから予備編成なども含めてE235系がある程度製造されてからでないと運用を開始できないので、今回運用開始が12月の下旬となったのだと思います。
 
 実際に公式プレスでも運用開始から複数本が動くことが明記されており、12月21日に関しても1日ずっと15両固定で動く運用とかでない限り複数編成が同時に運用を開始するものと思われます。

 

◆今後の置き換え◆

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今後置き換えられるE217系、まもなく定期運用を終了する185系と並びました。
 
 今後の置き換えはについて、上で書いたようにE235系のみでローテーションを回せるようにしなければいけないことから1編成増備されたらその編成がすぐにE217系の1運用を置き換える、ということはないものと思われます。
 
 最初の3,4本が運用を開始したら次にE235系の運用が増えるのはさらに3,4本増備されてからだと思います。そのたびにE235系E217系の運用が持ち替わる可能性があります。
 

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かつて置き換えでややこし手法を用いた東海道線系統の211系。こちらも分割併合が多くありました。
 
 実際にこのような置き換え方法は10年近く前の東海道線の211系置き換えや高崎線宇都宮線の211系置き換えでもあり、運用の都合上一度新型車両の運用になったのにもかかわらず再度旧型車両の運用に持ち替わり、最後の段階で新型車両に置き換わるなんてこともあったようで…(横須賀線総武快速線の置き換えもこういったことが起こる可能性も十分にあり得ます。)
 
 いよいよ動き出す横須賀線総武快速線の置き換え、E235系の増備ペースとともにE217系の今後にも注目ですね。
 
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