おはようございます。
今日も先日記事にしたばかりの話題で、相鉄の8000系です。13編成製造され既に8707×10が事故による廃車、8702×10が今年の春に経年による廃車となっており今後も一部編成で廃車が出る見込みです。
登場から30年が経過するわけですがそれまでに車内を適宜リニューアルしその時代にあったような内装でいるのが特徴で、それによって編成ごとに差異が見られ相鉄をとことん突き詰めて詳しくなって入り人たちは現存する11編成がすべて異なると言えるほどですので、まあ沼です笑
今日はそんな8000系の編成ごとの差異のうちまずは初級編ということで簡単なところからご紹介できればと思います。これを機に相鉄に興味を持てばぜひとも相鉄に行って8000系の差異を見つけてみてください。
続いては座席のモケットです。これまた現在は前期車グループが途中でリニューアルしたことと後期車が登場時から基本モケットを交換していないために前期車の方が今の相鉄らしいモケットの色になっています。
登場時はベージュ系統の茶色っぽいモケットが用いられていました。そして7人掛けを分かりやすくするためかスタンションポールの横の1人分のスペースを別の色になっています。
更新された前期車(1枚目)の方はピンク系のモケットになっており、座席のタイプもバケット式になって7人がちゃんと座れるようなタイプになっています。これは10000系や11000系などと同じモケットになっており、2000年代の相鉄の標準なのではないかと思います。
またモケットの種類だけでなく座席の両サイドも若干異なっており、リニューアル車は背もたれ部分がしっかり設けられておりドア横で立ちながらもたれかかっても座っている人に迷惑をかけずに済みます。
さて、このモケットの差異ですが基本は前期車と後期車という分け方になるのですが、更新時期の違いからか8701×10とすでに廃車されていますが8702×10は茶色系の登場時のままで8701×10は現在も活躍しています。また、8709×10は逆に後期車グループなのにピンク系のモケットに交換されていました。そして現在はYNB化されておりほかのYNB車に準じたグレー系統のモケットになっており、8000系だけで3種類のモケットが存在することになっています。
最後に今回の記事は相鉄8000系をまずは初級編的な感じで前期車グループと後期車グループを分けるような形で差異を見てきました。しかし、ここで一番悩んでしまうのが第8編成である8708×10です。
この編成は外見上は登場時幕車であったことから現在はフルカラーLEDの行き先表示機、また内装についてもピンク系のバケット式のモケットに交換されており完全に前期車の部類に入ります。しかし、今日は言及しなかった足回りの部分において他の後期車と同じようにIGBTのVVVFに交換されており、今後はYNB化の予定もあることから後期車ともいえるような存在です。(前期車は廃車前提でGTOのVVVFのままです。)こればかりはどちら、ということもできず私も悩んでいる状況です…笑
さていかがだったでしょうか。まだ初級編ですが大まかに2つの項目に着目してきましたがこれだけでも面白い形式だったのではないでしょうか。前日取り上げた近鉄のように掘り下げれば掘り下げるほど相鉄も面白いと思うので中級編や上級編みたいなのも記事にしていこうと思います。