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《JR東日本》【徹底解説】相鉄JR直通線で「藤沢行き」が走る確率は???(リメイク版)

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直通線開業から半年以上、いまだ登場していない「藤沢行き」についての記事です。
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 おはようございます。

 
 日は1月に書いた相鉄JR直通線の藤沢行きがどの程度の確率で走るのかという記事をリメイクしてお伝えしようと思います。振り返って読んでみるともう少しわかりやすく書いた方がいいだろうと思いましたので、チャレンジしてみます。
 
                                       
↓以前に書いた羽沢横浜国大が陸の孤島になりやすい理由につての記事です。
                                        
◆「藤沢行き」とは???◆

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簡単な路線図です。武蔵小杉から東海道貨物線と分岐し、さらに羽沢横浜国大で相鉄方面への新線へ分岐します。
 
 まずそもそも相鉄JR直通線というのは横浜を拠点とする大手私鉄相模鉄道が都心へ直結するために相鉄本線の西谷から分岐をしてJR貨物の横浜羽沢駅付近でJRの東海道貨物線に合流させ、武蔵小杉からは湘南新宿ラインと同じルートで埼京線へ直通する電車のことです。
 
 簡潔にまとめますと海老名~二俣川~(新線)~東海道貨物線埼京線(最遠:川越)と運行されています。
 
 ではなぜここで「藤沢行き」が登場するのでしょうか?
 
 まずその行き先が注目されたきっかけは相鉄に直通するJRのE233系7000番台及びJRに直通する相鉄の12000系の行き先表示機に「藤沢行き」が対応されているということからでした。
 
 しかし直通ルートからは大きく外れている「藤沢行き」がなぜ行き先対応表に含まれているのでしょうか?
 

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ROMの中に「藤沢」は用意されていますが私はまだ実車で表示しているのを見たことありません。
 
 それは相鉄JR直通線が武蔵小杉から羽沢横浜国大まで走る東海道貨物線に大きな要因があります。相鉄JR直通線の電車は武蔵小杉まで横須賀線湘南新宿ラインと同じ線路を走りますが、武蔵小杉で横須賀線とは別れて貨物線に入ります。
 
 そのため新川崎や鶴見を傍目にひたすら走り続けます。その後トンネルを抜けて羽沢横浜国大駅に入るのですが、ここで相鉄方面に転線しない場合引き続き貨物線を走り続けます。そうすると次に貨物線でホームのある駅がまさに「藤沢」なのです。
 
 このことから「藤沢行き」というのは何かしらの事情で貨物線を引き続き走らせることになった時のために用意されているものと考えられます。
 
 ではこの藤沢行きが一体どれぐらいの確率で走ることになるのでしょうか。それを詳しく解説していきます。
 
                                       
                                       
◆走り得る状況とは???◆
 では「藤沢行き」が走る確率を見ていきましょう。
 
 まずは私なりの結論から・・・「走る可能性はほぼ0」
 
 ということです。それはいったいなんでなのか、自作の図を用いながら説明していきます。
 
 前提として把握していただきたいのは、上で先に書いたように武蔵小杉から東海道貨物線を走って羽沢横浜国大へ向かう途中何らかの事情で羽沢横浜国大へ入線できないときに貨物線を走り続けて藤沢まで行くということです。
 
 では具体的にはどんな状況でしょうか。

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羽沢横浜国大へ進路を切れないが、すでに相鉄直通の列車が武蔵小杉を発車しているとき…

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羽沢横浜国大に進入できないのでそのまま貨物線を走ります。

 1つ目として上の画像のように羽沢横浜国大の手前で東海道貨物線から相鉄方面へ転線する線路が切り替わらない(軌道短絡)という事象が起こった時。このとき相鉄直通線の電車が武蔵小杉を発車もしくは行き先を変えらないほどの距離にいたとき、貨物線を走ったはいいものの羽沢横浜国大に入線できないので藤沢まで走ることになります。

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さっきのパターンと違うのは障害となっているものが車両の場合…

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こちらも羽沢横浜国大に進入せずに藤沢まで走ります。(車両が田都なのは見なかったことにして…)

 続いて2つ目は似たようなことで羽沢横浜国大~西谷のどこかで車両故障かなんかを起こし当該列車が自走不能という状況になったときに、後続の列車がすでに武蔵小杉を出ていた場合、その列車が藤沢まで走ることになるでしょう。
 
 以上のように2つのパターンで藤沢行きが発生することになりますが、しかし冷静に考えてみてください。まず1パターン目はそんな日常的に起こるようなことではありません。よっぽどのことがない限り起きないことです。
 
 そして2パターン目は自走不能になった場合多くの事例で後続列車を救援車両に扱うことが多いので藤沢まで走らせるということはあまりないのではないかと思います。また、相鉄JR直通線は日中毎時2本、多くても毎時4本程度で先行列車が羽沢横浜国大付近にいるときに後続の列車が武蔵小杉を出発しているということが非常に少ないのです。

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ちなみに羽沢横浜国大よりも相鉄線側での輸送障害の場合は羽沢横浜国大で折り返しが可能となります。
 こうしてみると藤沢行きが走る確率が非常に低いことがお判りいただけましたでしょうか?
 
◆まとめと今後◆

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3年後に東急との直通も始まると羽沢横浜国大も今のような余裕もないのでもしかして…
 
 最後まとめとして、もし万が一にも上の2つのパターンいずれかを満たして藤沢行きが走ったとして果たしてその藤沢行きを撮影できる機会はあるのでしょうか?
 
 もちろんそうなった場合は武蔵小杉の次が終点の藤沢となるわけです。その間、東海道貨物線はトンネルやトンネルもどきの防護壁に囲まれています。地上に顔を出すのはJR貨物の横浜羽沢付近と東戸塚から藤沢までの間。
 
 速報として藤沢行きが走ったとしても、正直撮影できるタイミングは非常に限られており本当に運のいい人?たまたまその場に居合わせた人しか撮影はできないものと思われます。
 
 では何のために用意したのか、私自身は3年後の東急直通を見据えてではないかと思います。相鉄と東急の直通はそれなりに本数が走るので羽沢横浜国大~西谷間も今以上に忙しくなります。そうなればどちらかがダイヤ乱れになると運転順序なども非常にややこしくなり、JRからの列車を藤沢まで流してしまう、ということもやってのけるのではないかと想像しています。
 
 結果がどうなるかは現時点では一切見えてきませんが、3年後以降の緊急事態に備えたものという私なりの見解を結びとして今回のリメイクの記事を終えたいと思います。
 
 最後までご覧いただきありがとうございました。
 
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