こんばんは。
※以前書いた似たような記事です。コロナの前ですので今回とは内容は異なりますが…
新型コロナウイルスによる影響が多くの経済界を襲っています。なにせ人が出歩かないわけですからどの会社も利益を上げられない状況になってしまっているんですよね・・・(一部はうまく立ち回れているところもありますが)
鉄道業界もその1つになっています。
なんせ、人の移動が制限されているために移動の手段として用いられている鉄道はこの状況を避けられないのですがね。
多くの人が感じ取られているかもしれませんが、電車を利用する人がこの状況で急激に減ってしまっています。とはいえ社会インフラという側面もあることから、運行を完全に停止するというわけにもいきません。そのために鉄道会社もかなり厳しい経営を強いられています。
そんな中で一部界隈で騒がれていることが1つあります。
それは現在東急が2022年に向けて行っている新型車両の2020系の導入です。
東急は田園都市線に残ってしまっている8500系を完全駆逐するために2017年度より2020系を順次導入しており、そのスピードは決して速い状況ではないものの徐々に2020系が旧型車を置き換えてきています。
しかし、ここにきての新型コロナウイルス。もちろん東急もそれまでの勢いを失っています。利用者もかなり減っていることでしょう。
つまり2020系の導入に陰りが見え始めたということです。
もともと現在田園都市線で走っている8500系は10年ほど前に5000系によって置き換えを進めていましたが、リーマンショックに端を欲する金融危機の影響で日本も不況になり、また当時は東横線の副都心線直通事業を優先させなければいけない状況であったことから5000系の導入は当初の計画通りにはいかず、2017年まで24編成も8500系が残ってしまいました。
ようやく経営状況が改善し勢いが増してきたところで田園都市線の輸送サービスの改善を大きく打ち出し、その一環として2020系の導入が発表されました。
そんな満を持して投入された2020系ですが、ここにきてのまた「コロナショック」とでもいえるような危機的状況。果たして2020系は発表通りに8500系を置き換えられるのか怪しく感じるようになってきました。
私が一番に思うのは昨年は2018年度末までに2019年度導入編成数を発表していましたが、今年は2020年度増備分がまだ発表されていないので本当に製造が中断されているのではないかということです。
特に新津、横浜ともにJRが今年度よりE235系の横須賀線を製造するということ、また今回は目黒線で相鉄直通に向けて車両の整備や新横浜線の建設を進めなければいけないことなどがあります。何となく10年前と状況がかなり似通っているのがすごい気がかりです。
とはいえ沿線住民からは爆音電車ともよばれる8500系の置き換えは早急にと騒がれているようなので無事に置き換わることを祈りつつ、今後の東急の動きにより中止していきたいですね。