おはようございます。
※前回の記事です。ぜひ①を読んでから今回の記事をご覧ください。
中央線の特急はかつてはE351系の「スーパーあずさ」、E257系メインで運転される「あずさ」、「かいじ」の3種類がありましたがE353系に統一されてからは「あずさ」と「かいじ」の2種類に統合され、加えて富士急線直通の「富士回遊」という列車が仲間に加わりました。そのため信州方面へ向かう特急列車はほぼ「あずさ」1種類のみとなったために同じ列車名ながら時間帯ごとの需要に沿えるような停車駅が各列車に設定されているため列車ごとの所要時間なども変わってきます。
さて今回乗車するあずさ3号はかなり停車駅が多いパターンで新宿出発後は立川、八王子とほかの列車どのように止まりながらその先は大月、甲府、韮崎、小淵沢、富士見、茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻と後半はほぼ各駅に停まっていく状態になっています。かつてスーパーあずさと列車名が分かれていたころのあずさはそれなりに停車駅があったそうですが、統一後はかなり速達型になり、最速達列車だと八王子を出ると甲府、茅野にしか止まらないという列車もあったりします。
なので特に山梨県内にあずさで向かう際は列車を選んで乗らなければたどり着けないこともしばしばです。しかしながら速達化が大きく進んだあずさですが今年のダイヤ改正で登場する新生あずさ3号はなんともかいじ並みの停車駅が設定されており、昨年からすべてのあずさが通過となっていた塩山や石和温泉などにも止まるようになっており、千葉発で富士回遊をつなげているとはいえ、元のあずさになってしまったようです。
とはいえ現在のダイヤのあずさ3号もそれなりに停車駅を持っている列車ではあるので途中の松本まで新宿から約3時間弱かかります。さらに千葉から新宿までと松本から南小谷までを足し合わすと合計5時間の乗車になり全区間乗車するにはそれなりの忍耐力が必要だと感じますね。(実際にとても長く感じました…笑)
今回の写真は前回高尾駅を出たあたりで終了しましたので高尾から甲府盆地へ向かうところから始まっています。中央線での移動はこれまでに何度かしていますが、やはり甲府手前あたりから見える甲府盆地のを一望できる区間が車窓としては素晴らしく、山間を走る中では数少ない開けた光景になるかと思います。
またこの周辺はブドウの産地でもあるので、時期によってはブドウ農園の様子を見ることもできます。ブドウ狩りなんかでお出かけするのも楽しいかもしれませんね。甲府は言わずと知れた山梨県の県庁所在地であり、駅も久しぶりに大きい駅を見たという感じに立派です。甲府駅は中央本線だけではなくJR東海の身延線も乗り入れますが、駅の隅っこにちょこんとくっつく形でホームがあるので乗り換えは結構大変です。(ダッシュしたりします笑)
盆地ですので町を抜けると再び山の中を走ります。しばらくは似たような山の光景が広がりますが、今年は暖冬ということもあり地肌むき出しの山ばかりが連なっていました。ほぼ同じタイミングで昨年あずさに乗った時は諏訪あたりで平野部にも雪が積もっていたので、今年がいかに暖かい冬なのかが感じ取られました。諏訪まで走ると左手に諏訪湖を見ながら走ります。中央自動車道だと諏訪湖サービスエリアがちょうど諏訪湖の目の前にあり、その眺めは素晴らしいものになります。
ちなみに上諏訪から下諏訪にかけては中央本線のJR東日本区間で唯一単線になる区間です。そのためにここで列車の行き違いがあったりします。今回は何も待たずに発車しましたけどね。岡谷、塩尻と停車するとここからは篠ノ井線になります。塩尻より先は初めての乗車になります。
長野県第2の街といえるでしょうか、松本に到着です。なんといっても到着時に「まつもと~~~~、まつもと~~~~」と連呼するのが何とも言えない旅情感を出させます。ぜひ立ち寄った際には耳を立てて聞いてみてください。ちなみにあずさ3号は千葉から12両で運転していましたが、ここで後ろ3両を切り離し9両になって南小谷まで向かいます。ということで大糸線区間は写真も多くなるので次回へ持ち越します笑