おはようございます。
長野県というと東京からならあずさで1本、名古屋からもしなので1本で行ける範囲なのでどうしても距離が近く感じてしまいます。九州からとなると長野県中心に甲信越地方はなかなかにアクセスの悪い地方となっています。今回はそんな長野県へ田園都市線の生き残りを求めて旅に出かけました。
長野への行き方としては飛行機で直接向かうのが一番手っ取り早いです。実際に富士ドリームエアラインズという航空会社がJALとコードシェア便として1日2往復運航しています。しかしながら、この路線ライバルになる公共交通機関がいないせいなのか値段がとてつもなく高いです。
ということで私はいったん福岡空港からANAの中部国際空港行きで名古屋を目指し、そこから特急しなのに乗車して長野を目指すことにしました。チケットを購入する時期にもよりますが、富士ドリームエアラインズで信州松本空港へ向かう場合は片道およそ26,000円、ANAで中部に向かう場合は13,000円、そして名古屋からしなので長野に向かう料金は岐阜羽島~名古屋の新幹線の切符も買ったうえで乗り継ぎ割引を適用させて8,000円ほどとなります。(もちろん新幹線の切符は自由席を買うようにしましょう)
途中名鉄もはさむの乗り鉄的には中部経由が面白いルートとなります。ただ、どうしても朝の7時台に出ても昼の12時台にしかつかないのが若干のネックですが、、、というわけで中部まで飛行機、中部から金山まで名鉄を使ってそこから中央本線に乗車していきます。ようやく今回の記事の本題に入っていきますね笑
ちょうど乗車したのは2月で甲信越地方はスキーなど雪山観光シーズンの真っただ中。しなのも大変乗車率がよかったです。しかし、乗車率がよすぎたのと前日中央本線で大雪によるダイヤ乱れなどもあり、本来10両編成でやって来るしなのは8両に減車された状態でやってきました。ということで自由席は大変な混雑で、立ち客もかなりの数いました。私も千種からの乗車でしたので最後尾で立ったままの乗車となりました。
岐阜県内までは雪は見られず、乗車したしなの号も快調に飛ばしていきました。しなのに使われている383系という車両は、振り子式電車でありカーブでも車体を傾けて速度をあまり落とさずに走り抜けていきます。車内で座っているとあまり感じませんが、立って上で乗務員室から前方ないしは後方を見ているとその振り子式で傾いているのがよくわかります。
長野県に入ると線路が次第に白で覆われてくるようになりました。前日がいかにドカ雪だったのかがわかります。ここらへんで雪の影響かは不明でしたが、対向列車の遅れなどでちょっとずつ列車も遅れ始めました。特に塩尻近辺は中央東線が東京~高尾間の中央快速線の遅れを引っ張ってくることもあり、それゆえに接続のしなのが遅れるということもあります。塩尻を過ぎると松本まで残り僅か、ここからはしばらく平坦で真っすぐな線路を高速走り抜けます。
あずさの終点は松本ですが、しなのは松本よりも北の県庁所在地である長野まで向かいます。なぜ、あずさが長野まで行かないのかは不明ですが、1時間に2本以上も特急を走らせる需要はなさそうなので、あずさを長野まで伸ばすとするとその分のしなのを松本止まりぐらいにしそうですね。松本から長野にかけてはまたいくつか山を越えることになるので、坂とカーブが多い区間となります。有名な姨捨もこの間にあります。
列車は約3時間かけて長野に到着。途中の塩尻からは座れましたが、それでもきつかったですね笑というわけで今回の記事はここまで、次回の記事で今回の旅の最大目的である長野電鉄に乗車してきた記事をアップしたいと思います。(ちなみに全線走破はできていないので、簡単に写真をアップする程度になりそうです…汗)