おはようございます。
コロナやロシアとウクライナの騒動などによる世界の物流業界が混乱を極める中でその影響がついに鉄道業界にやって来たかというニュースが飛び込んできました。それが、中央線へのグリーン車サービスの開始がさらに1年から2年程度延期されるというもの。
元々中央線のグリーン車サービスは2015年2月4日に2020年度導入に向けて工事を進めると発表されたのが皮きりでした。しかし、2017年から2018年ごろに中央線へのグリーン車サービスの投入が2023年度以降に延期されることが発表、そして今回の延期発表で公式に2度延期が発表されたことになります。
今回の延期発表によってとある車両の寿命が延びた可能性が出てきました。それが中央線で細々と活躍している209系1000番台、2018年までは常磐線と東京メトロ千代田線で活躍していたこの車両、本来であれば長野で解体されるはずが中央線で予備車が必要になったことから令和の時代になる直前にE233系天国の中央線へ突如転属。
その後は運用が限定されながらも中央線で活躍。もちろんダイヤ乱れの多い中央線でもあるので本来は入らない青梅線やラッシュ時の通勤快速や通勤特快の運用も難なくこなして早3年。
グリーン車の工事期間のみの予備車として中央線で走っているため、今回のグリーン車サービス導入の延期で延命の可能性が出てきました。そうなると実に2度目の延命各停で、特に何事もなければ2018年前後には引退していた可能性も高いのでそこからするとかなり長く走っていることになりますね。
ただ、グリーン車導入準備のためにトイレ設置工事などの予備がメインであるため、果たしてトイレ設置工事などが終わった後どうなるのかはまだ不明であり、グリーン車を組み込むだけの状態になった時点でお役御免の可能性もありますからね、、、今後の注目に注視しつつ今のうちに中央線汚肉声放送や三菱GTOは楽しんでおきたいですね。