おはようございます。
浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレール、都心から空港へのアクセス路線として知られており同じく羽田へのアクセスになってる京急と熾烈な競争をしてるのは有名なことかと思います。コロナの影響を一番に受けた鉄道会社と言っても過言ではないぐらい利用客は減少し、前年のダイヤ改正では本数がかなり減ってしまいました。
今回はそんな東京モノレールの全線走破として、東京モノレールが誇る空港快速に乗車します。モノレール自体は数こそ多くないもののそれなりの路線数があるためすごいレアというわけではないですが、東京モノレールはやはり唯一優等種別の運転をしているという点において日本でも希少な路線になっています。東京モノレールを走る優等種別は空港快速のほか区間快速も存在しており、かつては日中に2つの種別が見られましたが、現在区間快速は朝の1本のみになってしまっています。
今回乗車した空港快速は山手線との乗り換え駅であり起点でもある浜松町を出ると次は羽田空港第3ターミナルまで停車しません。完全に都心と空港アクセスに徹底した種別となっています。そしてノロノロ走ることもなく快調に飛ばしていくので乗り応えがあります。
モノレールの浜松町駅は2面1線のホームであり、終日にわたってスピーディーな折り返し運転が実施されています。日中も各駅停車が発車してしばらくすると浜松町行きが到着、大した時間もないまま空港快速として折り返していきます。乗降分離ができているとはいえ空港輸送なので大きなカバンを持った乗客が一斉に乗り降りする光景は壮観です。
浜松町をでるとすぐに眼下に広がる多くの線路をオーバークロスしていきます。山手線や東海道新幹線としばらく並行しながらも、すぐに90度近いカーブを曲がり東京湾沿いのオフィスビル群の中を駆け抜けます。地上を走る鉄道と違い施設自体に幅を取らないため遊園地のアトラクションみたいに周辺のビルに近いところをどんどんカーブしたりあっぷだずんを繰り返しながらすり抜けていくので一種のアトラクションと言えるでしょう。途中東海道新幹線の大井車両基地へ向かう線路とも交差するのが個人的に好きなポイントです。
東京モノレールを走る車両は現在3形式あり、一番最古参が1000形、一番最新鋭が10000形となっています。東京モノレールがJR東日本の子会社に近い存在であるため最近の車両は総合車両製作所性のもので乗ってみるとJR東日本の要素を多く感じられます。現在最古参で活躍する1000形は10000形に順次置き換えが行われているもののそのペースはまだ遅く、今でも1000形にあたる機会は多く実際に今回の旅は往復ともに1000形でした。1000形は復刻塗装なども行われており、子どものころ本で見た色のモノレールがいまだに走っていることに感動を覚えます。
さて羽田空港はコロナの影響で利用者が低迷していますが、羽田空港へはただ飛行機利用するだけでなく羽田空港が1つの観光地にもなりえるぐらいに面白い施設であるため近場の日帰り旅行の候補になるべき場所だと思います。空港内はお土産屋さんから海外の方に日本食を楽しんでもらうためそこそこにいい和食料理店なども多くありいい観光スポットであると思います。そしてその往復で楽しむモノレールも1つの観光スポットになるのではないでしょうか。また乗りに行きたいですね。