こんばんは。
相鉄いずみ野線沿線は正直なところ家族連れでどこかにお出かけというところはかなり少ない印象ですが、カメラを持った鉄道ファンにとっては写真映えするスポットが多いことでちょっとした人気にもなっています。その1つはかつて当ブログでも取り上げたゆめが丘駅、関東の駅100選にも選ばれておりそこそこに有名な駅だと思います。そしてそのゆめが丘に次いで相鉄いずみ野線で有名と思われるのが今回取り上げられる「弥生台駅」です。
この駅の何が有名かというとやはり駅に沿って植えられている桜でしょう。ちょうど季節が終わったタイミングではありますが、弥生台駅の桜は相鉄の桜の名所として一番といっても過言ではないほど有名です。横浜市泉区にあるこの駅は横浜らしさ全開の駅前の起伏が激しいのも一つの見どころ?であり、それがゆえに桜と電車のきれいな並びも見られます。
弥生台の駅自体は2面2線のシンプルな対向式の構造になっており、朝にのぼりで走る通勤特急以外はすべての電車が停車します。朝は5~6分間隔で走っており、その他の時間帯はおおむね10分間隔で走っています。最近のダイヤ改正で種別がほぼすべて各停になってしまったためすべての電車において横浜の先着は二俣川乗換の海老名始発の優等列車となっています。
弥生台駅の両サイドはトンネルになっており、先述の通り起伏の激しさがうかがえるかと思います。ちょうど弥生台駅が谷間になっていますが、この先横浜方面へ向かうと緑園都市の手前ではなぜか周辺の住宅を見下ろす形になっており、線路はそこまでアップダウンしていないために地形が非常に凸凹しています。そのために生活するためには坂と付き合う必要があります…笑
駅のホームにある待合室は桜の名所らしく前面に桜が描かれています。これは通年えがかれているもので、写真は昨年の10月という桜とは全く持って正反対の時期に撮影したものです。そうにゃんも描かれており、そうにゃんが桜の花びらを舞い散らせているかのような絵面になっていますね。
駅自体は高架ではないものの、ホームが谷間のくぼみをうまく使った形で整備されているため、構造自体は高架化駅みたいになっています。コンコースはほぼ1階(どこが1階なのかは不明)にあたり、改札のほかコンビニがあります。係員さんが立つ改札にはそうにゃんグッズや相鉄の車両が貼られており、にぎやかになっています。いずみ野線の駅はこういった装飾が非常に多いのでコアなファンたちが定期的に改札口のそうにゃんなどの装飾をめぐるために訪れるなんてこともあるそうです。(将来的には東急直通で東急の車両なんかがやって来ることになった暁には東急やメトロの車両の写真も貼ってほしいですね笑)
どうやら駅舎を使って太陽光パネルが設置されているようで、独自で太陽光発電がおこなわれているみたいです。コンコース内に発電状況が示されていますが、訪れた日は朝からどんより雨模様だったために全然発電できていません笑
こういった取り組みも比較的新しい路線ならではというものでしょうか。そういえば話はややそれますが、相鉄いずみ野線は東急田園都市線などと同じく一切踏切がありません。そして高架や谷間をうまく使って緩やかなカーブの高規格路線として建設されており、そこそこに高速運転ができる構造になっています。特にいずみ野線の場合は乗客もそこまで多くないということで、走行音などを録音するにはもってこいの路線とも聞きました。ぜひ残り少なくなった8000系のGTOをいずみ野線で楽しんでみてください笑(だいぶ話それましたね笑)
さて最後は実際に桜の季節に撮影した弥生台の写真です。桜と絡めた写真はやはり湘南台方の坂を登った先からの景色が一番でしょう。この構図の写真は私が撮影した写真なんかよりもはるかにきれいな写真で見たこともある人多いでしょう。両サイドを桜に囲まれてホームに停まる電車を撮影するのはこれ以上に春らしい光景はないといっていいほどかと思います。桜満開のシーズンになると夜桜としてライトアップが行われ、非常に魅力的な光景になっています。今年はもう終わってしまいましたがぜひ来シーズンに一度お花見がてら足を運んでみてはどうでしょうか。
さて弥生台駅の記事はここまでとなります。いかがだったでしょうか。何気に相鉄いずみ野線の駅はこれにて3駅目、目指せ相鉄26駅をブログの記事に、としているのでまだまだ先ですが少しずつ記事にしていきます。本当に何度も言うようですが相鉄の駅は沿線利用者が横浜や都心へ出るために使うといったことがメインではありますが、ちょっとした観光名所やちょっと目の付け所を変えると面白い駅ばかりなので鉄道ファンもそうでない人も駅とその周辺めぐりとしてみたら面白いかもしれませんね。