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《東急》【写真館495】怒涛の朝ラッシュ!田園都市線撮影のラッシュを撮影した!

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個人的には片道運用のイメージが強い朝の44K。各駅停車押上行きとして運転する2134F。
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 おはようございます。

 

 日は東急田園都市線の朝ラッシュ時に撮影した写真をアップしながら田園都市線内で見られる種別の行き先からラッシュ時の需要の動向など読み取っていきたいなと思います。田園都市線のラッシュはコロナのご時世になってからこそは落ち着いているものの、かつては全国屈指の混雑路線として知られていました。そのため本数は馬鹿みたいに各駅停車と準急が乱発される具合。

 

 基本的にラッシュ時は準急と各駅停車が交互に運転されており、中央林間を起点にすると長津田で緩急接続が、藤が丘、江田、梶が谷で準急の追い抜きが行われています。その運転頻度は全体で4分おきぐらいになっています。そして、その行き先は直通先の東京メトロ半蔵門線から東武スカイツリーラインの行き先まで豊富になっています。そしてその行き先の順番や数を見るとダイヤが精密かつ、需要と混雑緩和のために設定されているのがよくわかります。

 

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朝ラッシュの主役である準急の押上行き。5117Fが充当された22Kです。(撮影日:20.11.24)

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各駅停車久喜行きに充当される8637F、本数としては少なく見える東武直通。(撮影日:21.4.27)

 

まず、一番遠方まで行く東武線直通の行き先は主に南栗橋行きと久喜行き、あとは1本だけ東武動物公園行きとなっていますが、これらの行き先はラッシュ時は全体に占める割合がかなり少なくなっています、そして、二子玉川~渋谷間では絶対に連続して走らないようになっています。そして大まかに7分~10分程度の間隔が保たれています。これは、田園都市線半蔵門線内はラッシュ時の上り電車として運転されますが、東武に入ると都心から郊外への下り電車となるため、そこまで本数を設定しなくていいという状況だからです。そして、東武線内の種別は急行か準急の優等列車に限られるためそこまで続行で走らせても多くの需要を見込めないというのもあるでしょう。そのため1分半~2分半間隔で走っている田園都市線内で10分間隔程度には知らせるとなると相対的に本数の割合は減ってしまいます。

 

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半蔵門線内途中駅止まりとなる準急清澄白河行きに充てられる8619Fです。(撮影日:21.4.28)

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朝の早い時間帯には各駅停車の清澄白河行きも設定されています。(撮影日:21.4.27)

 

 続いて半蔵門線内の行き先について、これに関しては嫌というほど見る押上行きと朝のみに設定されている清澄白河行き、あとは例外的に1本だけ存在する半蔵門行きがあります。これらの行き先ですが朝ラッシュの最も本数の多いタイミングで押上行き以外にも清澄白河行きが登場することから半蔵門線で最も需要が大きいのが永田町や大手町あたりまでであることが駅周辺の状況だけでなくダイヤからも読み取ることができます。そして、早い時間帯では各駅停車の清澄白河行きも見られるもののラッシュピークから後半にかけては準急の清澄白河行きが中心になります。これも、遠くまで行く人と急ぐ人で準急に混雑が集中するのを避ける狙いがあると思われます。

 

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ラッシュ終わりの急行久喜行きに充当される8119F、準急のピークすぎると急行に戻ります。(撮影日:21.4.28)

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東武車による準急清澄白河行きも設定されていますが、こちらは長津田で折り返した電車です。(撮影日:21.4.27)

 

 そのほかにも清澄白河行きに準急が多い要因としては車両の運用も1つの要因とみられます。朝ラッシュ時は混雑分散のため準急は田園都市線の中央林間ではなく長津田始発で出庫電車というのが多くあります。もちろん清澄白河行きも例外ではなく、そのためにラッシュの準急は東急車が多くなる傾向にあります。もちろん日中まで東急車を大量に走らせていると車両使用料が偏ってしまいます。そのため、ラッシュに大量に放出された東急車をある程度日中は休ませる必要があります。そのために簡単に折り返せるような運用を組む必要があり、その一番無難なところが清澄白河行きに充てるということなのです。(東武とかまで行ってしまうと折り返しに時間がかかり、戻ってきたころには昼に使う車両として折り返す必要があったりします。)

 

 まさに行き先と車両のやりくりで作りこまれているダイヤと言えるのが田園都市線の朝ラッシュのダイヤと言えるでしょう。特に東武スカイツリーライン田園都市線の様相が全く違うことから全てをスルー運転させることは難しく、とはいえ車両のやりくりも必要、でもやっぱり本数はぎりぎりまで増やす必要があったというこれまでの歴史をくみ取ることもできるでしょう。ただラッシュを眺めるのでなく行き先とか車両とかに注目すると面白いかもしれませんね。

 
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