おはようございます。
先週の水曜日11月25日に田園都市線で運用されていた8500系がおよそ3か月ぶりに離脱しました。
今回離脱した編成は8627F、これといって大きな特徴のある編成ではないのですが、ここら辺の編成はノーマルすぎてちょっと前まで離脱なんて考えられない編成だっただけに、もうこんな編成まで離脱するところまで来てるんだと痛感しました。
2020系はもう20本が運用を開始しており、現在のところ落成した編成はすべて運用についていますが、年内に21本目の2141Fが甲種輸送される予定になっているとのことで年明けぐらいがまた1つ離脱の目安になりそうです。
今回離脱した8627Fですがおよそ2年近く前、渋谷駅でラッシュ時にドアの窓ガラスが破損する事故があった当該編成でした。その際、交換されたドアは当時廃車が進んでいた大井町線の8500系のドアを流用したんだとか…
そのドアのガラス破損の直後、対応策として東急の8500系、9000系(その後改造された9020系も対象)、1000系にガラスの保護フィルムがドア窓に貼られるようになりました。
そして8500系にはフィルムが貼られる編成と貼られない編成があり、その当時はフィルムが貼られていない編成は2020系によって直近で置き換えるためにふぃりむを貼っていないのではないかという憶測が飛び交いました。結局フィルムが貼られていたのに8632Fがかなり早い段階でフィルムが貼られていない編成より先に離脱したのであまり参考にはならないとなりました。
一見何の変哲もないかなりノーマルに近い編成だった8627Fですが実は8500系とその直後に製造された1000系と同じ系統の形式にちょっとした影響を与えての引退となりました。長い間お疲れ様でした。