おはようございます。
大手私鉄の中でも一番といっていいほどマスコットキャラクターに力を入れているのが相鉄です。そのマスコットキャラクター「そうにゃん」は沿線住民の認知度はかなり高く、鉄道ファンの間でも有名になっているのではないでしょうか。
関東周辺ですと東急の「のるるん」や京急の「けいきゅん」などもいますが、力の入れようがそうにゃんだけ群を抜いている気がします。ちゃんと相鉄広報部という役職も持っていますしね。
本日はそんな相鉄が力を入れているそうにゃんのラッピング車両を紹介していきたいと思います。そうにゃんトレインは11000系1編成を使用していますが、現在ラッピングしている11003×10が7代目になります。
これまでにも11000系を用いたそうにゃんトレインが運行されてきました。毎年3月ごろに世代交代が行われており、現在の7代目も今年の3月から運航を開始しています。
今回の7代目そうにゃんトレインのテーマはラインスタンプです。すでに無料通話アプリのLINEで公式に配信されているそうにゃんのスタンプが各所に配されています。
前面は冒頭の写真のように運転台下の部分がほぼ全部覆うようにラッピングされています。ちなみにこれまでのそうにゃんトレインも含めて海老名方と横浜方の前面のラッピングが異なっているので両方から撮っておくことをお勧めします。見比べてみると面白いと思います。
側面の方は少し前までは車体下から屋根直前まで覆うようなラッピングをしていたのですが、最近ではステッカー程度で済まされているのでちょっと寂しいです。
ただそうにゃんトレインの見どころといえばなんといっても車内であると思います。運転台直後にはこちらも海老名方と横浜方で異なるそうにゃんスタンプが描かれています。(1号車と10号車ですので両方見ようと思うと10両分移動が必要ですが…)
車内にも主に窓を中心にそうにゃんのスタンプが描かれています。ラインスタンプがそのまま貼り付けたような形なのでところどころシュールな場面も…笑
もちろん1号車から10号車まですべて異なるというわけでもないので2,3両分見れば十分に満足できると思います。
車両間を移動する貫通扉には忍者姿のそうにゃんが描かれており、その貫通扉を開けるとそうにゃんが「ドロン」と消えてしまうような描かれ方になっています。乗車できた際は貫通扉も見てみてください。
いろいろなところに工夫がなされていますが、最後に座席のモケットに注目したいと思います。相鉄11000系のモケットはピンクに近い赤基調のモケットが通常のものなのですが、そうにゃんトレインの各号車車端部のモケットだけそうにゃん仕様に変更されています。
モケットまで変えてしまうようなラッピングはあまり見られないのでかなりこだわっている印象です。
さてこのそうにゃんトレインは最初に書いたように11000系1編成のみに施されているので出会えるかどうかは運次第です。ただ、運用についていれば路線網の短い相鉄のことですのでどこかで巡り合えるでしょう。
特に相鉄の1日フリー切符などでお出かけする際はより出会える確率も上がりそうなので狙ってみるのも面白そうです。出会えた際はぜひ車内を少し眺めてみてはどうでしょう。ありがとうございました。