こんばんは。
先日運用に復帰した相鉄10702×10、機器更新と顔の整形のみだけで登場という、これまた鉄道オタクたちのよだれを垂らすようなことをやってのけた相鉄さんでした。昨年の秋から長野に行き、年明けにかしわ台に戻ってからおよそ5か月程度。ついに運用復帰したわけですが、早速ながら私も乗車機会と撮影機会があったので、全く速報では全然ないのですが記事にしていきます。
ご存知のとおり相鉄の10000系は1年半ぐらい前よりJRのE231系と同様の機器更新を行っており、今回の10702×10の更新は2編成目となりました。かなり間があいた状態ですが、これは10701×10で入念に誘導障害などをチェックしていたことが一つにあげられると思います。これに関しての記事は以前にも書いたので詳細は割愛します。とはいえ10702×10が機器更新したタイミングなどはかなり遅かったように思います。それはさておき、今回はやはりYNBを省略して運用に復帰したことでしょう。10701×10は長野にて機器更新を終えたのちにかしわ台で改造工事が施され、YNB化されて昨年11月に運用復帰いたしました。その際には10000系の特徴の一つであった運転台下部にあったライト類が上部へ移設され、行き先表示機もフルカラーLEDに交換、内装もYNB標準の灰色モケットに交換など基本的なところは変わらないもののYNB仕様へ交換できるところは徹底して交換し運用に戻りました。
しかし、今回の10702×10はライトの移設工事とフルカラーLEDへの交換を除きそれ以外はすべて従来のままでの出場となりました。そのため、顔がこれまで以上に違和感の塊のようなものとなり、私の印象としてはかなりのっぺらぼうだと思いました。そしてなにより10000系ながらも11000系チックな顔になりました。10701×10はYNB化されたことでその印象も少しはひそめましたが10702×10は塗装が現在の11000系と同じなのでかなり似た印象になっています。
今回のYNB化の省略はやはりコロナなどによる旅客運賃の減収などが大きな要因とされており、今後の相鉄の車両のやりくりに暗雲が立ち込めていることを考えてしまうような結果になっています。一応8000系と10000系、11000系もYNB対象ですが、8000系もほぼYNB化が止まっている状況を考えると10000系もしばらくは更新が行われても10702×10のような姿になりそうですね。