こんばんは。
改めて新型コロナウイルスの怖さが世間に広まったのではないでしょうか。
昨日は朝からコメディアンの志村けんさんがお亡くなりになったニュースが飛び交っておりました。そのニュースが多くの国民にかなりのショックを与えたようで、さらに新型コロナウイルスの脅威を改めて痛感させられる出来事になりました。
先週末はその数日前から続く東京都での感染者数の急増によって外出自粛要請、また週が明けても引き続き自粛が求められている状況です。
ではこの状況はいつまで続くのか。それを考えるうえでまず「潜伏期間」というものを考えなければいけません。
これは実際に体内にウイルスが侵入してもしばらくは病気を発症せず、しばらく過ぎてから症状が出始めます。そのウイルス侵入から症状が出るまでの間を潜伏期間といいます。
新型コロナウイルスの潜伏期間はおおよそ5日から2週間程度といわれています。
ではここで数日前から感染者が急増している東京都の話をしていきましょう。25日から40人以上の感染者が出ている東京都ですが、もちろん潜伏期間がありますから実際に感染者の多くがウイルスをもらってしまったのはおおよそ3月18日から20日ごろだと予想されます。
そして26日や27日に感染が確認された人たちもおそらく同じようなタイミングだったのではないでしょうか。
そこで東京都は25日の夜に週末の外出の自粛を求めました。
しかし、ここで考えると潜伏期間は症状が出ない状態なのです。つまり25日や26日などに急増した感染者の人たちもそれまで(といっても発熱のタイミングなどにもよりますが…)は特に症状も出ることなくある程度の密閉区間などは避けていたと思いますがそれでも外出はふつうにしていたはずです。
そうなると潜伏期間中に新たにウイルスの他の人へうつしてしまいます。さらにウイルスをもらった人が気づかずに潜伏期間中にほかの場所でまた新たな人に・・・となるとまさにネズミ算的にウイルスがばらまかれてしまいます。
そこですべての人へ外出の自粛の要請をすることで気づかずにウイルスを持っている人からの感染を防ぐものですが、この外出自粛は潜伏期間を考慮すると2週間から3週間近く続けなければなりません。
先週末だけ自粛してもちょうどその時期が潜伏期間の真っただ中で週明けに人と会ってしまったがゆえにまた感染を広めるということになりかねません。
正直私もいつゴールを迎えるかわからない不安な状況で精神的にも参ってしまいそうです。もちろん用事以外での外出はしておらず自由に電車にも乗っていない状況です・・・
とはいえぜひともこの記事を見て少なくともあと2週間から3週間程度、4月の中旬ごろまではできるだけ人の密集したところへの外出は避けるようにしましょう。4月の中旬ごろに事態が改善しているとも断言できませんが、まずは第1の目標として頑張ってみるのがいいのではないでしょうか。