おはようございます。
本日5月30日は昨年11月30日に相鉄JR直通線が開業してからちょうど半年がたつ日になります。私も新駅の羽沢横浜国大駅を使う機会も多く、周辺住民からすれば大変便利なところだと思います。
※昨年11月30日に一番電車に乗車したときに記事です。
これまでこのブログにおいてもこの相鉄JR直通線について数多くの記事を出してきたと思います。しかし、非常に悲運な現実となってしまったこの路線。今日はその現状を簡単に整理したいと思います。半分ぐらい相鉄の公式発表の中身を流用したものです笑
昨年11月30日に開業したときはやはりこの時代珍しい新線開業とも合って直通列車はもちろんのこと周辺に商業施設のない羽沢横浜国大駅も大変な人だかりで大賑わいでした。周辺住民もかなりお祝いムードであり、鉄道空白地帯だったところに新たな歴史ができたという感じがしました。
しかし、いざ直通線が開業して本格的な通勤輸送を担うようになるとまずはJR線内でのダイヤ乱れの影響を受けて接続の相鉄本線にまでダイヤ乱れが波及したり、一方で相鉄線内で人身事故が起きると今度は埼京線だけでなく湘南新宿ラインなどに波及しはるか彼方にまで遅れが波及してしまうという事態に…まあこれは想定ないといえば想定内ではあるのですがね。
問題は乗客数でした。特に開業から1か月以内はがらがらすぎる、こんな路線いるのかとたたかれるほど…特に羽沢横浜国大駅なんているのかという声も見られました。それに対して私も私なりの見解で人が少ないのは驚くことじゃないという記事を出しました。
それから半年、先日相鉄が事業計画を発表するとともにこれまでの利用状況を発表しました。そこには「直通線の利用者が想定の半数程度」という結果が記載されていました。
これには大きく2つの要因があると思われます。
・昨年10月の消費税増税
これによって10月に定期を切り替える人が多く、また6か月などの期限の長い定期を購入する乗客が多かったとのことです。そのために昨年11月の開業時点でのルート変更をせずにそのまま横浜口を利用する人が多かったようです。
・昨今の新型コロナウイルスによる外出自粛
2月下旬から日本国内でも広がり始めた新型コロナウイルス。3月下旬から首都圏でも本格的な外出自粛が始まり鉄道利用者が大きく減少してしまいました。またテレワークも進み通勤客も取り込めなくなってしまった状況です。
相鉄としては4月からさらなる乗客の利用を取り込もうとしていたのでしょうが、これですからね…まさに悲運な新線といえるでしょう。 唯一の救いは昨年の12月までに開業できたことでしょうか。あの当時は土日を中心に大変混雑しており、新宿や渋谷方面のクリスマス商戦に出向く人が多かった印象です。午後の列車でも座れないという状況もありました。
今後3年後に控える東急直通に向けてある程度の乗客を戻すことと、知名度の向上が行き続きの課題になってしまっています…定期券の工夫や新宿方面だけでなく東京方面も武蔵小杉での乗り換えで楽に行けることをより打ち出すなどなど様々なことで直通線の利用を推奨していくんでしょうけどどこまで改善できるか見通せそうにないですね…
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