おはようございます。
相鉄と東急の直通運転が開始してから約半月、ようやく記事にするのかという感じですが、今回は前のダイヤ改正で消えた相鉄の「急行」について取り上げていこうと思います。相鉄の急行は京王井の頭線と並んで非常に高頻度で運転されていた種別であり、相鉄の優等種別といえば「急行」というほどでした。
2019年11月のJR線直通開業に合わせて、西谷にその他の種別が停車するようになり、西谷通過が維持されたために直通線と組み合わせるダイヤ上ではネックになる種別となってしまいました。これは相鉄が全線を通して複線であり、他の首都圏の私鉄のように複々線がないことと二俣川の引き込み線の位置から線路容量などの兼ね合いで西谷通過をダイヤに組むことはすごく非効率になってしまうためです。複々線ができていれば、それこそ西武池袋線の急行のように直通線との分岐点を通過させるダイヤも比較的容易に組めたでしょう。
前ダイヤの最終日である3月17日の夕がたは急行の撮影に出向くことにしました。ラストランということもあり、横浜駅を中心に急行がやって来ると多くの鉄道ファンがカメラを向けていました。前ダイヤでも日中に走る急行はなくなっていたので、撮影時間が容易ではなかったですが、私なりに最後の急行が走る姿をカメラに収めることができました。
もともと相鉄沿線に住んでいましたが、最寄り駅が上星川だったこともあり、なかなか急行という種別には縁がなくなんならラッシュ時に星川で急行の待避を行うときは少しストレスでしたが、たまのお出かけで急行に乗って横浜~二俣川をノンストップで走り抜けるのは非常にテンションがありました。何はともあれ、3月17日が相鉄の歴史の中で1つの区切りとなったのは間違いないでしょう。
一方で相鉄も急行を「休止」と表現しており、この表現の仕方は2019年にいずみ野線の特急が消えたときと同じ表現となっています。いずみ野線特急は東急線との直通運転開始で見事に復活。ということで相鉄の急行もいつか復活することに期待を込めて今回の記事を終えたいと思います。