こんばんは。
今月の頭、JR西日本がコロナの状況を加味したダイヤ改正を行いました。異例のタイミングでのダイヤ改正、本数削減などが話題に上る中でしれっととある形式の全廃へのカウントダウンが始まりました。それが、JR西日本で最後の活躍をする201系がついに西日本でも引退し始めたのです。
というわけでJRの車両の中でも一番思い入れがある201系の引退間際、乗りに行かないわけはありません。手元に「秋の乗り放題パス2021」を用意し、前日の夜にサンライズで関西方面へ出発していきます。(ちなみに金曜日の移動でしたのでサンライズは琴平行き。別にさらい図を楽しむための乗車ではありませんがちょっとウキウキ度が上がります笑)
さて私がなぜに201系にここまでのめりこんでいるかというと、親戚がかつて東京の中央線沿線に住んでいたからです。かつての中央線は11年前までオレンジで塗り固められたいかつい201系が走っており、前面にでかでかと表示された電照サボ、子供ながらに何とか臨むことのできた小さなドアの窓、そしてジェット音を鳴らしながら奏でる独特のチョッパ音、幼少期ながらこれで鉄道の沼にはまったといっても過言ではない形式です。
今では首都圏各路線で当たり前のように用いられている某運用サイト、ご存知の方もいるとは思いますがあれの起源は2006年ごろに中央線でE233系お運用開始の前後に解説されておりました。たまたま見つけたそのサイトを用いて最後の夏は運用を調べながら追っかけしました。まさに1つの車両を追っかけするということを初めてした形式でした。それだけに思い入れは強く、関東で引退したのちも大阪環状線にさんざんノリに行きました。
いつの間にか大阪環状線からも引退し、おおさか東線と大和路線が最後の活躍の場となっていました。なかなかおおさか東線や大和路線は手を出せない区間ではありましたが、昨年旅程の中に組み込んだらこれはまた来ないと思ったのと引退へのカウントダウンが本格的に始まったということもあり2日間かけて乗りに行きました。ほとんどおおさか東線のみになりましたが、それでも201系らしさを味わうことができました。
首都圏の時と違い車体更新工事を受けているので内装や外観も大きく変化しており、また前面の電照サボはもちろん中央線限定のものなので見た目は私が憧れる201系の姿とはやや離れたものになりますが、それでも乗ってしまえばドアの雰囲気やチョッパ音は201系そのまんま。これだぁ、としみじみ感じながら新大阪～久宝寺間を中心に何度も乗りました。
さて、大阪で最後の活躍をする201系、来年度までには全廃の見込みが立っており、既に大和路線の運用は一部が221系に置き換わっています。まあ221系も足回りとかで見ると205系と同じ世代なので私は好きな部類にはなってきますが、やはり国鉄型らしさが消えていくのは残念です。(いや平成生まれが何を言ってるんだという感じですけどね。)一応乗り納めみたいな気持ちで行きましたが、可能な限りまた乗りに行きたいものです。
