こんばんは。
東急田園都市線といえば「爆音電車」としてもおなじみの8500系が幾度の置き換えのタイミングで災難に遭い、今も10本以上が残っているということで有名ですが、8500系の置き換えも2019年4月からかなり本格的に進み、すっかり2年前の半減状態になっています。そんな田園都市線ですが半蔵門線との直通運転開始は1970年代の新玉川線開業のタイミングと同じで、深いつながりがありますが、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)との相互直通運転の開始は2003年とかなり遅め。
かなり遅いタイミングで参入してきた東武でしたが、当時の保安装置が東急式のものと東武式が違ったことは有名な話かと思います。また、かなり統一はされていましたがそれでも運転台周りを中心に相互直通運転を行う場合は、形式ごとに乗務員のハンドル訓練などが必要であり、東武との直通運転開始のタイミングで一部が東保直通非対応となり、前面に「Kマーク」が貼られてそれ以降「サークルK」と呼ばれたのは有名な話でしょう。
そんな東武非直通の車両自体は昨年2020年5月に最後まで残っていた8606Fが引退したことにより消滅しました。現在田園都市線系統に在籍している車両はすべて直通先の制限はなくなっており、ダイヤ乱れなどの時はかなり柔軟にダイヤの組み換えなどが行われています。もちろん、車両の制約がなくなったということは運用の制約もなくしていいということ。
これまでは伝統的に東武直通の列車に一切充てない「サークルK運用」というものが多数存在しており、2021年3月までは日中の終日運用にも中央林間~押上に限った運用が複数設定されていました。しかし、今度の改正でサークルKと呼べるような終日運用はほぼ設定されなくなりました。サークルK運用は基本的に30番台以降の運行番号で設定されるものの、まず東武非直通の運用がこれまで33K~47Kであったのに対し、2021年改正では37K~45Kとかなり減ってしまっています。(一部0番台や10番台の運用で都合上東武に行かない運用が設定されていますが、こういうのはこれまでにも存在しサークルK編成の充当実績がほとんどないことからサークルK運用とは言えないものとします。)
また、現行ダイヤの37K~45Kにおいて終日的に運用が組まれている運行はなく、どれもお昼前までに一度長津田に入庫し、一部が午後に出庫して夕ラッシュの充てられるという形になっています。車両の制約がなくなった以上、わざわざサークルK運用を作る必要はなく、むしろ車両をやりくりする側を考えると今の方が運用は作りやすいので良くなっているんでしょうけど、オタク的には寂しいものですね。
多い時には10編成もいたサークルK編成も、気づけばゼロに、車両もどんどん新しくなっていきこの5年ぐらいで田園都市線は様変わりしそうです。寂しくなっていっても運用自体は面白いので、改正ごとに注目はしてしまいますね。
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