おはようございます。
電車に乗るとき電車に装備されている行き先表示機はどれぐらいチェックしますか?
山手線のような感じで全部各駅停車、全部同じ行き先ということもない限りホームに入ってきた電車が自分の乗る電車なのか、自分の目的の方向へ行く電車で目的の駅に停まる電車なのかなどなど確認することも多いと思います。
そんな風に利用される鉄道車両に装備された行き先表示機は利用者にわかりやすく、その機能を果たすため、また整備のしやすさなども重視されて様々なものが設置されています。
今日はそんな中でも種別と行き先が分かれたタイプのものをひたすら写真で上げていくという記事です。何とも奇妙極まりない記事ですね笑ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
「種別と行き先が分かれたタイプのものって???」と思われた方は上の2枚の写真を見てもらえればわかると思います。
まずは関西で活躍する2つの形式から、近鉄のシリーズ21と阪急の9300系です。よくこのタイプといえば近鉄、と言われることが多いようにも思いますが厳密には最初に登場したのは近鉄ではないんですよね。(LEDを採用したバージョンでは近鉄が最初です。)
現在近鉄のシリーズ21では行先表示のところがフルカラーLEDに交換されている編成も出てきており、写真のような3色LEDはもしかすると近いうちに消えてしまう可能性もあるかもしれません。
阪急は最近製造された1000系列は種別と行き先が一体型のものになっていますが、9000系列が種別と行き先が別のもので、さらにさかのぼると7000系なんかもこのタイプです。そのために9000系列は一部を除きフルカラーLEDですが幕式で種別と行き先が別のものもあります。
さて、注目を関東に向けてみるとこれまた面白いものが出てきます。関東でこのタイプの代表的のものといえばやはり東急の5000系列かと思います。
2002年に登場した東急の5000系、先の近鉄のシリーズ21に若干遅れて登場しましたが、20世紀末から21世紀初頭にかけてちょっと流行りを見せたのか近鉄と同じ種別が幕式、行き先がLED式で登場しました。
その後同じようなスタイルでみなとみらい線用のY500が登場しましたが、2004年に東横線向けに登場した5050系、そして5107F以降の田園都市線の5000系も種別と行き先が一体のもので登場しました。現在は行き先が幕式からフルカラーLEDに交換され近鉄とは逆の状況になっています。
そして最後の写真は相鉄の9000系、先日引退したばかりの9701×10です。こちらは両方とも幕式のもので、9701×10は相鉄最後の幕式として注目されました。ちなみに、相鉄でこのタイプは9701×10のほか9702×10、8000系の前期車(8708×10まで)で採用されていましたが現在はすべて交換されてしまっています。
鉄道車両の部品のたった1つではありますがよく見ると会社ごとに特徴があったりその時代の流行があったりと面白いのではないでしょうか。現在は終着駅のナンバリング表記やJR東日本シリーズでよくある停車駅案内などもLEDでスクロールされるのが主流になっていますね。