おはようございます。
鉄道に詳しくない人と話すときでも東急東横線に乗る際、「次Fライナーだからそれに乗ろう」とか「やっぱFライナーだよね」みたいな会話をすることがある人はいるのではないでしょうか。
しかしこの「Fライナー」というもの、名は知られているけど実態はあまり知らなかったり「とりあえず東横線で速い電車」ぐらいにしか思われていないことが多いです。そしてこれは鉄道に詳しくない人だけでなく、東横線をあまり利用しない鉄道ファンでも、特に関西方面でこういった認知度のレベルだということをTwitterなどを通してわかりました。
というわけで今日は「Fライナー」とは何なのか、運行開始4年半も経過していますが徹底解説したいと思います。(ちなみに1年半ほど前にヤフーブログで書いた記事のリメイクになりますが、消えてしまっているので一からのつもりで書いています。)
◆「Fライナー」はの正体とは???◆
ではまず「Fライナー」とはなんぞや、というところから説明していきましょう。
「Fライナー」はいわゆる愛称です。「急行」や「快速」などの種別とはことなり、JRで特急につけられる「あずさ」や「はやぶさ」のようなものになります。
運転区間はみなとみらい線元町・中華街から東横線と副都心線を直通し、西武池袋線の飯能及び東武東上線の森林公園までになります。いわゆる5直と呼ばれる相互直通運転で運転されるものですが、この5直の相互運転では各社が種別を統一させるということをしていません。
上の写真のようにみなとみらい線・東横線では「各駅停車・急行・特急(ラッシュ時は通勤特急)」、副都心線では「各駅停車・急行(ラッシュ時は通勤急行)」、西武池袋線では「各駅停車・準急・快速・快速急行(地下鉄直通がらみのみ)」、東武東上線では「普通・急行・快速急行(地下鉄直通がらみのみ)」となっており統一されていないのがお分かりと思います。
つまり各社の境界駅の渋谷や小竹向原及び和光市で種別が変わるのです。ややこしく見えますが、さすがにめちゃくちゃな種別の変わり方はなくある程度パターン化されています。(それはまた記事にしようと思います…)
そんな5直を走り抜ける電車の中で速達性のある電車として「みなとみらい線・東横線内特急~副都心線内急行~西武線内快速急行・東武線内急行」が日中を中心に多く走っており、その電車に対してすべての区間において愛称として「Fライナー」というのが付けられているのです。各路線で種別が変わるために「速い電車ですよ」というのをわかりやすくするためのものなのです。(スピード感のある愛称ではない気がしますが…笑)
なので駅の放送や車内放送では「Fライナー特急」や「Fライナー急行」のようにちゃんと「愛称+種別」の呼び方をしているのです。とはいえ運転開始から4年半たち、愛称の認知度が上がったことに加えてあまり他社線を跨いで乗り続けるというのが少ないためか各沿線で「Fライナー乗ろう」=「Fライナーと付いた種別に乗る」と自然になっていったと思います。
一応Fライナーは速達タイプということで売り出していますが、東上線内で快速急行になるのが土日の朝夕のみと本数が少ないのでFライナーとならないのです。愛称をつける以上はある程度本数があって利用者も多いものに、ということなんでしょうね。
ここまではFライナーの詳細を説明してきましたので、ここからは独断と偏見の魅力を伝えていこうと思います。
◆「Fライナー」の魅力◆
Fライナーの魅力は何といってもやって来る車両の種類ではないでしょうか。東横線(みなとみらい線)・西武線・東武線・東京メトロが相互直通しているわけですから各社Fライナーに充てる車両もちゃんと用意しているわけです。
はい、Fライナーに充てられる各社の車両をたくさん投げてみました笑
運用を分かっていれば何が来るか正直分かっているのですが、それでも何となく運試しでもありますよね。僕自身は東急車と東武車が好きなので基本その運用を狙っています。
東横線や副都心線で待っているとこれらの車両が15分おきにやって来るので撮影は楽しいかもしれませんね。ちなみに全体的にメトロ車の運用が多めになっているはずなので、メトロ車が一番ノーマルな車両かもしれません。(というか東横線内なのにFライナーの東急車がやや少なくなってるんですよ笑)
ずっと東横線視点で見てきましたが、西武線内や東武線内でも東急車やメトロ車が愛称つけて30分おきにすっ飛ばしているので面白いと思います。(西武方面2本/h、東武方面2本/hなので東横線から小竹向原までは15分おき、それから先は30分おきになります。)
◆まとめ◆
勢いで書いてきましたが、すこしは理解していただけましたでしょうか?
東横線~副都心線がらみの直通運転の形態は非常にややこしく、種別の変更や行き先、車両の運用などもじっくり見ると面白いものがあります。
すでに書きましたが、次はこの相互直通運転でいったいどれだけの種別が変わるパターンがあるのかリストアップしてみたいですね。結構不思議な電車も出てくるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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