こんばんは。
本日、田園都市線を走る8500系でまた1つ特徴のある編成が運用を離脱しました。
それは伊豆の夏号でおなじみの8614Fです。引退時点で東急の最古参となっていた8614Fですが、先週2020系の2137Fが運用についたことで置き換えとなり本日恩田へ回送されました。
これで8500系は5月の8606F、8626Fに続き2020系に10編成置き換えられたことになります。8500系も気づけばここまで数を減らしているとは…という感じですね。確かに最近の田園都市線は2020系や5000系を見る機会が増えた気がします。
今回引退した8614Fは2003年の東武線直通開始時は東武直通に対応せず、早々に5000系に置き換えられる予定でした。そのため当時はサークルK編成に指定されていました。しかし、その後8613Fとともに東武直通対応工事が施されました。8613Fは5000系に置き換えられることになりましたが、8614Fは2010年ごろの東急の経営のごたごたに巻き込まれそのまま存続。
当時伊豆急行線との連携で伊豆旧塗装にしたわけですが、それに選ばれた理由も「近いうちに廃車するから帯を戻す必要もないだろう」ということだったらしいです。しかし、生き残ったわけで今日にいたるまで帯は伊豆の夏号のままで走ってきました。
また編成中の非軽量ステンレス車が8両とその比率が8629Fとともに最も高い編成で、まさしく最古参と名乗るにふさわしい編成構成をしていたように思います。
とはいえやはり老朽化には耐えられないようで帰らぬ車両となってしまいました。今まで本当にお疲れ様でした。