
おはようございます。
令和に入ってからというもの災害が毎年のように発生しています。特に熊本県は2020年と去年に豪雨被害、そして今年は10年前の再来かのような大地震。ここまで災害を受けているエリアはないのではないかと思うぐらい災難に見舞われています。今も地震の影響が残っており、九州新幹線はじめダイヤが完全に復旧している状況ではないです。

一方で今日2026年9月20日は熊本県の鉄道にとってうれしいニュースが入ってきた日です。というのも、2020年の豪雨により一部区間が運休となっていたくま川鉄道が全線復旧する記念すべき日なのです。2020年の豪雨では球磨川が氾濫し、くま川鉄道も橋が流されたり駅や車両が浸水したりと大きな被害を受けました。その中でも肥後西村駅~湯前駅間は2021年に早い段階で復旧、そして橋の再建などが必要であった人吉温泉駅~肥後西村駅間は復旧に時間がかかっていたもののついに止まっていた時間が動き始めることになりました。


さて今回は久しぶりの私鉄全線走破旅シリーズということで昨年秋に乗ってきたくま川鉄道について取り上げようと思います。もちろん全線走破とは書いているものの、昨年時点では人吉温泉~肥後西村間は乗ることができないので車で移動しながら見れるスポットを見たという感じです。ということでスタートは肥後西村駅から、ここまでのアクセスはどうしようもないので車でやってきます。


まずはいったん乗り通したいところですが、お昼ごろの到着でしたのでまずは腹ごなしをします。人吉周辺といえばという名物が思い浮かばず、沿線の飲食店を調べていると気になるラーメン店がありました。最寄り駅は終点の湯前駅より3駅手前の多良木駅。お店は「麺や日之出」というお店です。地元の人にとっては行きつけなのか結構な人たちが待っていました。私もどさくさにまぎれ並んでみることに。まぜそばをいただきました。(今回食レポはカットです笑)


腹ごなしを済ませた後は再び電車に乗るべく駅へ、しかしこの多良木駅ですが周辺を散策していると何やら目を引くものがありました。くま川鉄道のホームの反対側に、なんとブルートレインがでんと置いてあるのです(笑)これは一体なんぞやというと、ブルートレインの車内を改造した簡易宿泊施設のようで、1泊素泊まりで4000円弱らしく、鉄道ファンにはたまらない施設です。私も宿泊客ではないのになんだこれはと近くでまじまじ見てしまいました。


多良木駅でブルートレインに別れを告げた後は再び列車に乗車し湯前駅へ。くま川鉄道自体は今回復旧した区間含めて24kmの営業キロなので30分程度で走破できてしまう距離です。この終着の湯前駅は地元ではまんがの街とも知られているようで、駅前にはまんが美術館があり、地元出身の那須良輔さんという漫画家の功績をたたえて建設されたみたいです。毎日新聞に連載があったようで、政治風刺漫画家として活躍されていたそうです。(お恥ずかしながら私はここに来るまでその先生については知らなかったです。。。)



さて気づけば全線乗っていたことになるので、ここから先は途中下車した駅のご紹介をしていきます。何より観光スポットになっているのが「おかどめ幸福駅」です。その名の通り幸せが訪れるかのような駅名ですが、由来は近くの神社が運気アップがもたらされることから「幸福神社」と呼ばれていたことからこの名が付いたんだとか。駅舎内にはくまモンが1体置いてあり、全体的に鮮やかな色合いで幸福感を演出しているようです。とはいえ、無人駅でもあるため、訪れたのも夕方ということもあり私が降りたタイミングで降りる人はいなかったです笑

そして鉄道オタクとしてくま川鉄道の魅力の1つがタブレット交換です。タブレット交換とは何ぞや、と思われる方もいるかと思いますが、簡単に言うと「電車同士がぶつからないようにするため」の信号方式のことを言います。鉄道業界ではこれを閉塞方式と言ったりしますね。今やデジタル化が進んで、信号機すらなく車両側に前の電車との差が表示されて、その差が近づきすぎないように制限速度がコントロールされるようになってたりもします。しかし、このタブレット方式というのは非常にアナログなもので、大きいわっかのようなものを1つ用意し、そのわっかを持った車両しかその区間を通過できないような仕組みになっています。ローカル線ではまだまれにみられることができますが、その交換風景というのは非常にのどかな光景になってます。
ということでまあまあなボリュームになったくま川鉄道の旅もいったんここで締めますかね。いよいよ本日より全線復旧ということで、地元沿線の方々にとっては待ち望んだ比ではないでしょうか。これにより人吉駅からくま川鉄道に乗ることができるようになりますが、しかしながら人吉までのJR九州の鉄路はまだ復旧しておらず、人吉までは車かバスで来るしかないというのが実情です。なかなか乗りに行きにくい路線ではありますが、これをきっかけに熊本人吉地方の旅でも計画してみてはどうでしょうか。また次回どこかでお会いしましょう。
