おはようございます。
西武池袋線というとその運転系統からどうしても池袋~飯能間と思ってしまうのですが、正式には池袋~吾野間であり吾野から西武秩父までが西武秩父線となります。前回の記事でも紹介しましたが、池袋から西武秩父方面へは飯能で折り返しが必要であり、特急以外のほとんどは飯能での乗り換えが必要です。
飯能までは池袋からの直通電車がほとんどのため10両編成や8両編成の長い編成が乗り入れますが、飯能から先は4両編成と一気に車両が短くなります。ここで使われている車両は4000系といわれていて、都会で見られるような4ドアトングシートの車両ではなく2ドアボックスシートの車両になっています。
飯能を出ると池袋方面から左に分岐し秩父へと向かいます。飯能のお隣は東飯能駅。ここではJR八高線との接続駅ですが、八高線こそホームは島式で行き違いができますがともに単線の路線であるため本数はあまり多くなく両線の車両が並んでいる光景は今までに見たことがないです…
ここから先は本格的に秩父の山岳地帯を走るようになります。池袋から1時間ちょっとでここまで山間を走るのもすごいことだと思います。飯能から先は単線ですが特急が毎時1本、各駅停車が毎時2本走っているためそこそこの行き違いがあります。池袋線の終点である吾野でも行き違いをしました。
吾野からは西武秩父線になりますが、ここで路線が変わったのかと思うほど特に変化はなくそのまま乗車が続きます。ボックスシートのため旅情感あふれる乗車になります。東飯能や吾野あたりまでは地元の学生らしき姿もちらほら見られましたが、次第に客層も観光客中心になってきました。
この日は前日の夜から冷え込んでいたので途中雪がうっすら積もっている様子も見られました。思えば今シーズンは暖冬のせいもあって私自身雪を見るのは今シーズン初めてになりました。スキー場も雪不足でオープンできないところがあると聞きますから心配ですね…
西武秩父の1駅手前の横瀬駅は留置線が併設されており、廃車になった車両がここまで廃車回送され、ここで部品がはぎとられそのまま解体場まで向かうという流れになっています。ちょうど10000系の最近の離脱編成とかつて走っていた3000系が生気を失った様子で留置されていました。何とも言えない感じですね…
そのまま電車は秩父の街へ。観光地でもありここら辺では割と大きな町といえるでしょう。終点の西武秩父駅はきれいに整備されており、多くの観光客を迎える体制になっています。日帰りで行けなくはないので行ってみるのもいいかもしれませんね。