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《旅日記》【乗車記◆私鉄全線走破旅◆】京急編③~日本の歴史で重要な土地へ本線で行く~

京急全線走破旅の第3回はペリー来航の地へ出向きます。静かな海沿いの街です。

 おはようございます。

 

 急本線というのはもちろん都営浅草線との接続駅である泉岳寺から山手線の南のターミナル品川を通り、横浜、上大岡を経由したのち堀ノ内から浦賀まで行くルートというのは前回記事にしました。それにしても、浦賀まで走る列車は朝に一部特急が走りますが、基本は普通電車のみしか走らないため、何とも本線という感じが薄い路線になっています。

 

                                        

↓前回の快特を品川から三崎口まで乗り通した記事です。ぜひこちらもご覧下さい!

                                        

 

堀ノ内から分岐する京急本線、ここからは1000形の4両編成に乗車していきます。

前にも記事にしましたが右が三崎口方面で、左が浦賀方面になります。

 

 浦賀で分岐する本線は三崎口方面が右手に行くのと反対の左へと進んでいきます。浦賀はちょうど東京湾の入り口になっているところもあり、京急本線は三浦半島のかなり東京湾の入り口付近を海沿いに走っています。とはいえ堀ノ内から分岐した後はたったの3駅しかありませんが、この区間はやたらと「京急大津」、「馬堀海岸」、「浦賀」と海にまつわる感じがたくさん使われています。それだけ海に近いところを走っているんでしょうが、残念ながらあまり車窓から海は見えないです…

 

堀ノ内から浦賀までの駅名は海にまつわる感じが使われているところが多いですね。

                                       

                                        

終点の浦賀に到着1面2線の端頭式の駅ですが、日中は崖側のホームしか使っていません。

 

 日中の本線の末端区間は普通電車が10分間隔で走るのみですが、普通電車は6両編成メインでありながら4両編成も多く走っており、1000形や1500形のみならず4両編成の600形なども乗り入れてきますが、やはり日中は普通電車のみなのでちょっと迫力には欠けますし、やって来る車両もバラエティ豊かとまではいかないのが正直なところです。

 

 海沿いにある浦賀駅東京湾よりちょっと内陸側にあり、ちょうど陸の切れ目の先端にある駅です。なので駅前には細く入り込んだ海があるのですが、この海沿いは明治時代以降の主要な工場地帯の名残なのか、今でも造船所跡地を中心とした海にまつわる工場が多いような感じでかなり高い壁が張り巡らされています。

 

浦賀駅は海沿いの起伏が激しいところにうまく組み込まれるように設置されています。

海沿いですが砂浜が広がるような平地ではなく、かなり凸凹した土地になっています。

 

 日本の歴史においても重要な町である「浦賀」、小学生で習うペリーが1853年に黒船を引き連れて来航した港として知られています。先にも書いたようにちょうど東京湾の入り口にもなることから、江戸に向かっていた黒船が中継地として選ぶのもうなずける場所になります。

 

 そんな日本の歴史の転換期を一番に迎えた浦賀ですが、飛行機が発達する前の日本の外交の拠点ということもあり、海沿いの防衛拠点はしっかりしています。目玉スポットというような超有名観光地というのはあまり多くないのが正直なところですが、海沿いのハイキングコースはやはり魅力があり、バスと組み合わせて灯台や、さらには久里浜方面へも足を延ばすことができのんびりと自然を満喫する小旅行にお勧めかもしれません。私もいつかそんな旅をしてみたいですね。さて、記事は次回葉山の街へ行ってみます!

 

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