おはようございます。
半蔵門線の主力として長らく活躍してきた8000系、今18000系に主役の座を明け渡そうとしていますが、その8000系もその歴史は非常に奥が深いもので車両の増結や転配が行われた経歴を持ちます。そしてたいていの形式の場合第1編成から順に製造されて一番大きい数字が最終編成となることが多いですが、半蔵門線の8000系は残念ながらそううまくいきませんでした。
8000系は当初8両編成と10両編成で分けて製造される予定だったため第1編成の8101Fから製造が始まったのち、8110Fや8111Fを待たずに10両向けに8112F以降の編成が製造されました。ここで製造された編成が一部東西線で運用されたのはまた別のお話、、、そうこうするうちに8101F-8107Fの8両7編成と8108F-8109F、8111F-8119Fの10両11編成が揃ったことになります。そしてようやく最後、半蔵門線が水天宮前延伸のタイミングで8110Fが製造されました。
というわけで半蔵門線の最終編成は数字が一番大きい8119Fではなく8110Fとなっています。そして、6,7年前に最後にB修繕がなされて、当時は「さよならチョッパ制御車」のラッピングがファンの間で話題となりました。今8000系は検査順で離脱しているため、8110Fが最後まで残る可能性はあまり高くないのではと思うので、何気に一番半蔵門線での生涯が短い編成になるかもしれませんね。
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