おはようございます。
まもなく開通から2年が経とうとする相鉄JR直通線、この直通は果たして成功だったのか失敗だったのか、ああすればこうすればといろいろな声が飛び交うのがいまだに見られていますが、そうこうするうちにもう東急直通の開通まで1年半を切っており次なる準備が進められています。さてこの度相鉄の中期経営計画において「新たな直通運転」に関することが言及されておりました。このことがJR直通の品川定期化ではないかという声も少々出ているようです。ということで私なりの品川直通の可能性について少しだけ書いていきたいと思います。
品川直通は現在の直通を西大井から先、蛇窪で貨物線新宿方面に入れるのではなく既存の横須賀線と同じルートで東海道新幹線と並行していくルートになります。東急直通後は渋谷や新宿、そして池袋方面が東急直通と競合になってしまいます。そのための差別化として品川方面へ直通は検討の余地はアリではないかと思います。ただ、果たしてそれが現実可能なのかどうか、、、
相鉄沿線から品川、新橋、東京への需要は一定数ありそうなため、品川方面への転換は1つの策なのかもしれませんが、ダイヤやシステム上の難しさがあるのではないかと考えます。品川方面にした場合、日中のダイヤで作成すると品川は横須賀線ホームの中戦で折り返す可能性が高そうですが、結局のところ新橋東京方面へは乗り換えが必須となります。では、そのまま東京まで直通すればいいのではないかと言われそうですが、東京での折り返しは運用的には少しダイヤをいじれば可能ではありますが、G車込みで統一されている横須賀線に今更G車なし編成を入れるのかどうかという謎、そして日中はともかくラッシュ時は品川中線や東京での折り返しも余裕がなくなってきます。こう見るとやはり新宿側での乗り入れで統一でいいのではないかと思います。
これまではJR側の視点に立ってきましたが、相鉄側に立っても品川乗り入れは1つの策なのかもしれませんが、品川から先の乗り入れが難しいとなるとそこまで大きなメリットにはならないような気がします。結局のところ新橋や東京まで乗換が必要になりますし、新刊背根来まで直結とはいえもうすぐ新横浜が自社線の延長線で開業することを控えているとなるとJRで品川行かれるより、少し相鉄を多めに乗って新横浜まで行ってほしいと思うでしょう。新幹線利用が100%でないにしても、品川方面にするメリットが大きくないような気がします。
あくまでも私の思う1つの考えとして書いてみました。実際に品川行きが定期化される可能性も十分にありますし、中間経営計画で発表された内容が全くJRとは関係のない東急側に関することの可能性も考えられます。いよいよ東急直通へのカウントダウンが始まろうとしており、今後東急直通のダイヤや車両の動向、そしてそれに伴う既存のJR直通がどうなるのか気になっていきますね。