おはようございます。
伊勢志摩観光に欠かせない近鉄、名古屋や大阪から三重県の伊勢中川の要所を越えて松阪、伊勢、鳥羽、賢島と観光地を巡るように走っており、各駅各駅に一度は訪れたい場所があったりします。その分、主要な駅は立派なつくりになっていることが多いのですが、今回は伊勢志摩地域の中でも屈指の観光スポットである鳥羽水族館の一番距離の近い駅について取り上げます。
伊勢神宮の最寄りである五十鈴川駅を越えるとちょっとした山間を抜けて鳥羽に到着します。鳥羽駅はJR参宮線も乗り入れており、近鉄問い合わせて名古屋まで1本でアクセスできる駅になっており、まさに観光地鳥羽の玄関口とも言えます。さて、鳥羽の観光地でもある鳥羽水族館のアクセス駅としてもちろん鳥羽駅も上げられますが、一番距離的に近いのは、近鉄で賢島方面に1駅進んだ中之郷駅になります。
さて、鳥羽水族館の最寄りとなっている中之郷駅ですが、こちらは鳥羽とは打って変わってかなり規模の小さな駅になっています。そして、何より魅力的なのがバブル時代にはにぎわっていたんだろうなと思わせるような廃墟ぶりです。鳥羽水族館に一番近い駅ではありますが、もちろん案内上は特急も止まり、終着ともなる列車が多い鳥羽からのアクセス中心に示されています。そのため、中之郷を利用する乗客は周辺住民がメインとなります。
中之郷に停まるのは普通電車のみで、今年の7月の改正から日中は毎時1本という近鉄では考えられなかった超ローカル路線の1つの駅になってしまったためより駅を利用する人が減ってしまうのではないかと思います。近鉄志摩線の中には似たようにかつての賑わいを思い出させるような駅として志摩磯部駅があります。こちらはかつて志摩スペイン村の最寄となっていた駅ですが、いつの間にか鵜方駅に最寄り駅の地位を取られてしまい、すっかり利用者がいなくなり廃許可のようになっていったという経緯があります。中之郷駅も元々から特急止まらないのでそこまでではないにしても、もっと志摩観光が繁盛してた頃は中之郷から鳥羽水族館へ行く観光客もいたんでしょうね。
訪れたのが夏の昼下がり、何ともむさしさが助長されるような時期ではありましたが、やはり廃墟かのような小さな駅でした。とはいえここからなら鳥羽水族館まで歩いて10分とかからないはずなので、もう少しにぎわってほしいなと思いますね。鳥羽方面に行った際はぜひ中之郷始め、近鉄志摩線のちょっとした廃墟巡りみたいなのしてもいいかもしれないですね。(全然廃墟じゃなくてバリバリ現役なところばかりですが笑)