こんばんは。
昨年の9月に突如として登場した近鉄の一般車の全フルカラーLEDの行き先表示機を搭載した編成。最初はVC60、その後VC53とVC57も幕からフルカラーに交換され近鉄のマルーンの一般車の中でも異彩を放つ編成になっています。現在のところこの3編成にとどまっており、この先どの程度交換が進むのかも不明というのが正気なところです。
交換された要因としてはやはりVC60が特に床下に線路モニタリング装置を取り付けている兼ね合いから大阪線と名古屋線の両方で一般運用をこなす機会が増え、大阪線用の幕と名古屋線用の幕を両方装備する必要がありますが、名古屋線用と大阪線用は別物でありいちいち交換するのも手間とはいえ表示できないものがあるのも困るので、いっそのことプログラミングで管理するフルカラーLEDにしてしまえとなったのが一番ではないかと巷では言われています。
そんなフルカラーLEDでちょっとした謎がありました。まず今回導入されたフルカラーLEDは日本語表記と英語表記が交互に表示される形式、いわゆる東急のような形です。(そのために表示負けの概念が登場してしまったのはまた別のお話。)そして英語表記の際には基本的に最近の流行にちゃんと乗っかりナンバリングが表示されます。しかし、なぜか「伊勢中川行き」の表示の時だけナンバリングが表示されません。
正直まだすべてを確認できているわけではありませんが、松阪の表示はナンバリング表示があるのに伊勢中川がないのが不思議です。文字数の関係とかありそうですが、そんなこと言ったら逆にナンバリング表皮記できる駅の方が限られてきてしまいそうです。果たしてどういう理由でこうなっているのか、また今後名古屋線や大阪線以外でもこの表示器が導入された際にどのようになるのかも気になるところです。
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