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《東急》コロナの影響により失敗作になりかけている!?東急のQシート

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本日の話題は東急で初めて着席サービスを開始したQシートです。
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 おはようございます。

 

 コロナウイルスにより社会的機能がほぼ停止してしまった今年の4月5月ごろ、多くの鉄道会社でも通勤電車を中心に特急列車なども定期列車はほぼ平常通りに運転されました。

 

 それでもやはり通勤客や旅行客の激減により運休する列車は多く発生してしまい、特に私鉄各線の着席サービスの列車を中心に緊急事態宣言時から6月7月にかけて運休が続きました。

 

 緊急事態宣言が解除され7月ごろから徐々に人出が戻ってきて、旅行ムードも少し盛り上がってきたり、また「密」にならない通勤を、ということで着席サービスの列車も順次運転を再開していきました。

 

 しかしながらほとんどの会社で着席サービスの列車が運転を再開するなかいまだにサービスを停止している会社があります。

 

 それが東急大井町線で走る「Qシート」です。

 

◆東急のQシートとは?◆

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現在は6020系全2編成と6000系の01Fと02Fが3号車にオレンジの車体が組み込まれています。

 

 東急の「Qシート」は2018年の冬に夕方の通勤ラッシュ時に従来の7両編成の急行のうち1両を座席転換可能な車両にして、一律400円で着席サービスを提供するというものになっています。かなり人気らしく、サービス開始から6月までは5本のみの運転が6月からは10本に拡大…予定でした。

 

 というのも先述の通りこの「Qシート」いまだにサービスを再開していないのです。東急の電光掲示板にも定期的に「Qシートのサービスは当面の間休止」という文字が見られます。

 

 さてこのコロナの影響により収入が減っている各鉄道会社、そして先の4連休のようにある程度人出は戻りつつあります。であれば、着席サービスなどを展開すればより増収策になり少しは会社の経営に役に立つはずなのです。

 

◆サービスを開始しない理由の私なり見解◆

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3号車1両のみがQシートの対象で、Qシートのある列車は特に3号車前後で混みやすいらしい。

 

 それであるのにかかわらずになぜ東急のQシートはサービスを開始しないのでしょうか。

 

 あくまでも個人の見解ではありますが、Qシートの在り方とこのご時世によるジレンマで再開できないのではないかと思います。

 

 東急以外の東武の「TJライナー」や西武の「Sトレイン」、京急の「ウィング号」などはどれも8両や10両など丸々1編成がその着席サービスの列車として運転されており、どれも運転開始に当たってそのサービスの列車分増発されていることになります。

 

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西武40000系で運転されるSトレインは10両全てが着席サービスの対象で、どこかに混雑が偏ることもない。

 

 しかしながら大井町線の「Qシート」は従来7両編成で走っている急行の1両をQシート専用の車両にしてしまっているのです。輸送力が7両分から6両+Qシート着席分と減ってしまっているのですが、もし7両の急行でQシートを再開してしまうと特にQシートの前後で通常利用客で混雑してしまいます。

 

 通勤電車が「密だ」と騒がれることもあるこのご時世、東急としても下手にQシートを再開して他の車両を混雑させてしまってはいくら民間企業でコロナの影響を受けているとはいえ公共交通機関としての社会的責任を損なってしまいかねません。

 

 Qシートに関しては運用開始時から前後の車両の混雑は結構言われてましたので再開にまでまだありつけていないのではないかと予想しています。1列車当たり1両での運転で着席サービスを受けられる人数はかなり限られるのですが、早くサービスが再開できるといいですね。

 

 ただ、現在はそのQシートのサービスで充てられる車両が夕方以降も通常運用で入り誰でも乗れるのでホームで待っていて着席できれば乗り得列車にはなっていると思います。

 
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