こんばんは。
約1週間ぶりに【私鉄全線走破旅】の続きです。
※前回の記事です。ぜひご覧の上で今回の記事を見ていただけると嬉しいです。
西武線を全線走破する上でどうしてもネックになってしまう多摩川線の乗車を終えて中央線で国分寺まで引き返しました。国分寺~武蔵境間はそこまで離れていないので金銭的には問題ないのですがやはり間にラッチ外の乗り換えをして移動するのは大変です。
2度前の記事にて国分寺まで多摩湖線でやってきていたので、今度は国分寺線に乗車します。
国分寺線は中央線と同じように並ぶホームからの出発です。
中央線と西武国分寺線のホームが並び1番線から5番線まであるように見えてしまうので、どうしても幼いときは多摩湖線のホームの存在に気づいていませんでした。
多摩湖線自体が国分寺線に乗り入れてきているのは知っていたのですが、どこにそんなホームがあるんだと長年の疑問として抱いていたような記憶があります。
国分寺を出てお隣の駅は「恋ヶ窪」。いかにも女性受けがよさそうな駅名です。全国にも「恋」と付く駅名は4駅しかなく、数少ない1つがここ東京都国分寺市にあります。周辺にはあまり観光名所といったところはなさげですが、立ち寄りスポットにはなっているそうです。
終点は東村山。国分寺線はここで新宿線と合流するような形で到着します。かつては国分寺発新宿線直通の新所沢行きという電車が日中も毎時1本走っていたのですが、東村山駅高架化工事に伴い今はなくなってしまいました。
というわけで東村山から川越方面へ向かう際には乗り換えが必須になります。といっても降りた向かい側に本川越方面の電車がやってくるので乗り換えはあまり苦ではないですが。
私が向かうのは川越ではなく「西武園」。何があるのかといわれたら私もちゃんとは知らないのですが、西武ゆうえんちをはじめとした西武系列の娯楽施設が多くあるそうです。
西武園までは1駅で、使用車両も新101系の4両編成が行ったり来たりという運転です。
ここで面白いポイントは東村山駅での乗り換え。国分寺線から乗り換える場合、そのまま目の方へとまっすぐ進んだ先に西武園へ向かう電車が止まっています。
そう、まさに縦列停車のような乗り換えを強いられるのです。国分寺線は6両編成ですが、それでも一番後ろに乗っていた場合は国分寺線の電車の6両分をまずは歩き切らないといけないので大変でしょう。
工事のためにこうなっているようですが、この乗り換えは縦列停車のように見えて実際はそうではありません。国分寺線、西武園線双方の線路がくっつかずに車止めによって切断されているのです。
写真の右隣は新宿線本川越方面の電車が発着するホームですが、新宿方面から国分寺線に乗り換える際は後ろ寄り、新宿方面から西武園線へ乗り換える場合は前よりの方が歩かずに済むということです。
西武園線は東村山から西武園までたった2.5kmほどの短距離路線。西武新宿線という主要幹線から西武系統の娯楽施設へ乗客を運ぶための支線という感じですが、基本的に閑散としているイメージです。
西武園駅はバブル期にはにぎわったであろうという感じが隠せない作りになっています。しかしながら訪れたのは新型コロナウイルスが流行る前の祝日。お昼過ぎだったとはいえそれでも親子連れは全く見ませんでした。
見かけたのはおじさん方。この人たちが西武園駅で下車してどこに向かうのかと思いきや、ほぼ駅直結の西武園競輪場。
何となく実際に近くにある施設、訪れる客層と駅名がミスマッチングしている気がしてなりません。
※私鉄全線走破旅西武編(前編)で西武遊園地周辺を訪れた際の記事です。
西武園駅から西武ゆうえんちの方へ向かうとゆるーく上り坂になっており、少しばかり登ると遊園地の風景が見えてきますが、遊園地の入り口はありません。実際に遊園地へ行くのであれば西武多摩湖線の西武遊園地駅やレオライナーに乗るのが正しい選択かと…
周辺は住宅地も広がっており、競輪場とは反対側、遊園地方面へは人が全く見えない状況でした。遊園地に近いながら静かな土地で住み心地は良さそうでした。
西武園駅周辺は娯楽施設以外は特になにもなくコンビニすら見つけられませんでした。というわけで乗ってきた電車が西武園に停車している間のみの滞在となりました。
次回は川越でスイーツ食べ歩きします。川越のスイーツはぜひ一度食べに行ってみるといいですよ。ありがとうございました。