こんばんは。
青春18きっぷの魅力といえば特急列車こそ使えないものの突発的なルート変更や気が向くままの旅ができることなのではないかと思います。この夏の利用期間は終わってしまい、次回は冬になってしまいますが時間とお金が許す限りはのらりくらりとした旅をいつまでもしたいものです。
というわけで今回記事にしている青春18きっぷでの東海道も行き当たりばったり感がややあります。おかげで時刻表が手放せなくなってしまいました笑前回の最後にも書いたように国府津到着直前で御殿場線にうまく接続しているとのことでまさしく飛び降りました。
国府津から乗る御殿場線は初乗車になります。御殿場線はJR東海の路線であるため普段の熱海よりかなり手前から313系とご対面になります。国府津を出発すると東海道線のぼりをオーバークロスし、小田原の町並みを望みながら右にカーブします。
しばらく進むとJR東日本の国府津車両センターが見えてきます。ここには主に東海道線や湘南新宿ラインで活躍するE231系やE233系が所属しており、いわゆる「横コツ」と呼ばれるところですが、私はこんなところにあるのかと初めて眺めました。そのまま箱根の山を大きく迂回していきます。
この御殿場線はかつての東海道線で、現在の東海道線は1930年代に丹那トンネルが開通したことによりかなり海沿いに新線として建設されたものになります。なので今回は本当にかつての東海道を歩んでいることになりますね。途中の新松田付近では小田急と交差。この付近に小田急と御殿場線の連絡線があり、現在も新宿からの特急「ふじさん」が運転されております。
箱根の山を大きく迂回するルートなのでかなり山の中を走ることになります。さて先述した小田急と御殿場線との連絡線ですが、これは小田急が積極的に敷設したもので当時の小田急の箱根・富士への観光需要の力の入れ込みには感服するばかりです。
さて列車は大きく回って御殿場に到着。ここで後続の特急ふじさん号と接続します。新宿からやってきて車両は小田急の車両で地下鉄千代田線直通にも対応したMSE。こんなところで東京メトロまでも走れる車両とJR東海の車両が並ぶとは、と思ってしまいます。
御殿場はちょうど国府津から約3分の2といったところです。今回の私が座った席なのですが、写真から見て取れるように進行方向向かって左側なんです。というのも乗車するときは何を思ったのか富士山をぐるっと回るのだから左手に富士山が見れるだろうと思い込んでいました。ですがよくよく考えると富士山を回るのではなく箱根を回るので富士山は右手に見えることに後で気づいてしまいました。というわけで大した富士山の写真はありません…(晴れてたのですがね)
国府津から約1時間半、沼津に到着です。国府津からまっすぐ現行の東海道線を利用すると1時間ちょっとで来られるので30分ほどの大回りになりますね。では引き続き次回へ~